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水素水

言説の一般的概念や通念の説明

語句説明

素水とは、①圧下で水素ガスを水に充填する、②マグネシウムと水、あるいはアルミニウムと酸化カルシウムと水の化学反応により水素分子を発生させて溶存する水素分子濃度を高める、③水の電気分解により生成される還元水にさらに陰極側に発生した水素分子を利用し水に溶け込ませたもの、などの方法によって生成された水素分子の濃度を高めた水を意味する[1]。

  このうち、特に③の方法によって生成された水について「活性水素水」あるいは「電解還元水」「アルカリイオン水」などと呼ばれることもある注1)。本項では、水素水の経口摂取などによるヒトへの健康効果について評定する。

  現在、社会的に水素水の健康効果として謳われている主張は多岐に渡る。たとえば、パーキンソン病や糖尿病、メタボリックシンドロームやリウマチ、ED(勃起不全)やアンチエイジング、がんへの予防効果などである注2)。こうした健康効果が広く謳われるようになったのはごく最近のことで、2012年頃からテレビや雑誌などを中心に取り上げられたことで徐々に一般に広まったとみられる[2]。関連した水素製品も開発・販売されている。

  本評定では、こうした健康効果主張の背景にある研究として、次の2件の包括的レビューに記載されている、ヒトを対象とした個々の研究文献を主に参照する[3-4]。ただしこの2件は、まとめ論文ではあるが、医学的に信頼性の高いメタ分析研究ではないことに注意されたい。また、本研究による調査では、2018年4月時点において、ヒトを対象とした水素水の健康効果に関するメタ分析研究は見つけることができていない。

1)Ichihara et al. “Beneficial biological effects and the underlying mechanisms of molecular hydrogen–comprehensive review of 321 original article”, Medical Gas Research, 2015
2)Nicolson et al. “Clinical Effects of Hydrogen Administration: From Animal and Human Diseases to Exercise Medicine”, International Journal of Clinical Medicine, 2016

  上記1)、2)によると、2007年から2015年6月までに321件の水素水研究が報告されており、その中でヒトを対象とした研究は32件とされている。また、10人以上を対象とした研究は19件で、うちオープンラベルによる研究が9件、単盲検法による研究が1件、二重盲検法による研究は10件である(オープンラベルと二重盲検の両方を行った研究が1件ある)注3)。健康なヒトを対象とした研究は2件である。

  以上の包括的レビューをもとに、そこに記載されている元論文を科学的根拠となる研究とみなして評定を行う。なお、本評定では経口摂取によるヒトに対する健康効果といった応用的な側面(臨床研究)を重視し、げっ歯類を用いた研究や植物を用いた研究などは予備的研究とみなして評定の対象とはしない。

注1)原理的には「水素水概念」のなかに活性水素水や電解還元水の概念が含まれることになるが、実態ははっきりしない。また、電解水の生成器は家庭用管理医療機器に区分されている。
注2)たとえば、藤吉雅春「大流行「水素水」でセックスレス解消!」『週刊文春』2012,p146-149文藝春秋;「水素水「効果ゼロ」報道に異議あり!」『週刊文春』2016,p118-120文藝春秋;「水マニアが教えます!水の種類と効果・効能」http://umai-mizu.com/entry5.htmlなど。
注3)オープンラベル研究とは、被験者および試験責任者が各被験者に投与されている製剤を知っている状態で実施される試験のことをいう。

目次:

1.水素水理論は場当たり的?
理論の観点:論理性(低) 体系性(低) 普遍性(低)

2.安定した効果は得られていない
データの観点:再現性(低) 客観性(低)~(中)

3.理論と実験による効果が不一致である
理論とデータの観点:妥当性(低)~(中) 予測性(低)

4.水素水を批判すると大変だ
社会的観点:公共性(低)~(中) 歴史性(低) 応用性(低)

総評:疑似科学

理論の観点:

論理性(低)

  水素水の健康効果を支える理論的根拠は「抗酸化作用」である。抗酸化作用とは、平易にはヒトの酸化ストレスを抑える作用をいい、このような機能を有する物質を一般に「抗酸化物質」という。抗酸化物質はヒト、食品あるいはそれら以外の様々な物質に酸素が関与する有害な作用を抑制する物質の総称である注4)。

  抗酸化物質が話題を集めているのは、近年、酸化ストレスをもたらす物質である「活性酸素・フリーラジカル」と老化や疾患が強く関係しているとの科学的知見によるものである。一説には、これらが関与しない病態は存在しないとまで言われており[5]、ゆえに酸化ストレスを抑える抗酸化物質が注目されている。

  活性酸素とそれに対する抗酸化作用自体は特異な現象ではなく、生体内で日常的に起きている。しかし、たとえば多量の喫煙や排気ガスの吸入、何らかの疾病に罹患して薬剤を服用するなど要因によって身体が正常でない状況になると、活性酸素種の生成とその消去のバランスが崩れる。すると、活性酸素が過剰に存在している状態、つまり酸化ストレス状態となり、これがさまざまな悪影響を及ぼす原因とされるである。

  問題は、こうした酸化ストレス状態を改善する機能が「水素水」にあるのか、ということであるが、先に挙げた2015年6月までのヒトを対象とした研究では結果にバラツキがみられる。酸化ストレスを評価する指標はいくつか開発されている(後述)が、ヒトを対象とした水素水の研究では、酸化ストレスが改善した研究と改善していない研究とが混在しており、一貫した結果が得られていない。

  たとえば、スポーツ選手を対象とした研究[6]では、水素水によって運動後の乳酸値抑制効果があったとしている一方で、酸化ストレスを評価する指標(d-ROMs、BAP)には有意な変化がなかった。また、リウマチ患者に対するオープンラベルの研究[7]では、酸化ストレスマーカー(8-OHdG)への抑制効果があったが、別のメタボリックシンドローム患者に対する研究[8]では同じ測定指標(8-OHdG)に対して有意な変化がみられていない。


注4)抗酸化物質は多岐にわたるが、その多くは植物性の食材から得ることができる。水溶性であれば、ビタミンCや多くのポリフェノール化合物がある。他に、水溶性のアスコルビン酸、脂溶性のトコフェロールやカロテン類等もある。ヒトの場合、抗酸化物質の多くは生体内で合成することができないため食事から補給する必要がある。

体系性(低)

  抗酸化物質や抗酸化作用のヒトに対する影響は先進的な分野であり、現在盛んに研究が行われている。関連して、ヒト体内における酸化ストレスを測定するための直接的・間接的な指標もいくつか開発されている。
  たとえば、水素水研究でも用いられているd-ROMsテストは血中ヒドロペルオキシド濃度を間接的に測定する評価指標であるが、d-ROMsテスト値が基準値よりも高かった群は、正常値の群と比較して心血管系有病率と死亡率が有意に高いとの報告がある[9]。ヒト体内の酸化ストレスと疾病の関係についての知見は徐々に集積されているといえる。

  一方、水素水の健康効果に関する研究も、こうした抗酸化作用を理論的支柱としつつ評価の指標としているため、その意味では突飛な理論ではないといえる。ただし、ヒトを対象にした研究の場合、水素水における抗酸化作用については一致した見解に至っていないため、評価を割り引く必要がある。特に、水素分子がどのように体内で抗酸化作用を引き起こしているかについての作用機序が明確でないことは問題である。

普遍性(低)

  水素水研究では、対象疾患に関する一部の数値改善が効果として報告されている。ただし全般的に、測定したいくつかの指標のうちの一部のみに対する数値改善であったり、一貫した結果が得られていないといった問題がみられ、限定的な疾患のごく一部の数値改善効果が示されるに留まっている。
  また、一般に流布している「がんへの予防効果」「ED(勃起不全)に対する効果」「アンチエイジング効果」「ダイエット効果」を示すヒトを対象とした研究は報告されていない(2015年6月時点)。

  これまで報告されている研究の多くは「病気のヒト」を対象とした医学研究であるが、健康なヒトを対象にした研究に「スポーツ選手(サッカー選手10人)の筋肉疲労改善効果」がある[6]。この研究では、運動前の水素水の飲用によって疲労原因物質とされている乳酸値(lactate)抑制効果が得られているが、一方で水素水言説の理論である酸化ストレス指標(d-ROMs、BAP)には有意な変化はなかったとされている。
  また、ポジティブな効果として述べられている乳酸値抑制についても、近年のスポーツ科学分野において「乳酸で疲労する」という知見自体に懐疑的な見解があることもあり[10]、一義的に「効果があった」と言い切れない実態がある。

  抗酸化作用について同一の測定指標を用いても結果が出るものと出ないものがあり、ヒトに対する効果を支える理論の不確かさがうかがえる。このまま理論が複雑化していくと「リウマチの場合には酸化ストレスマーカーが下がるがメタボの場合には下がらない……」といった繰り返しとなり、後づけの理論補強がいくらでも可能になってしまうため科学的とはいえない。
  以上より、普遍性は低評価とする。

データの観点:

  

再現性(低)

  再現性評価の前提として、語句説明にて挙げた水素水の包括的研究 [3-4] をもとに、10人以上のヒトを対象とした水素水研究(19報)のおおまかな概要を以下に示す(2015年6月時点)。

ヒト対象の水素水研究(10人以上の被験者)

対象(※水素水以外での利用) 主な測定項目 実施年度 被験者数 実験形式
メタボリックシンドローム患者 酸化ストレス評価値やコレステロール値など 2010年 20人 オープンラベル
慢性腎不全患者(※水素利用の人工透析) 酸化ストレス評価値 2010年 29人 オープンラベル
肝腫瘍患者 QOLスコア注5) 2011年 49人 オープンラベル
ミオパチー患者注6) 生理指標(乳酸値など) 2011年 31人 オープン/二重盲検
リウマチ症患者 活動性評価(DAS28) 2012年 20人 オープンラベル
脂質異常症患者 コレステロール値など 2013年 20人 オープンラベル
圧迫性皮膚潰瘍患者 創傷サイズや回復期間 2013年 22人 オープンラベル
紫外線皮膚損傷患者(※水素ガスによる効果) いくつかの生理指標 2013年 28人 オープンラベル
脳虚血患者(※静脈内注入) 酸化ストレス評価値 2013年 38人 オープンラベル
軟部組織損傷患者(※水素が豊富な錠剤) 回復期間や血液粘稠度 2014年 36人 単盲検法
二型糖尿病患者 コレステロール値など 2008年 30人 二重盲検法
健康な男性スポーツ選手 筋肉疲労や酸化ストレス評価値 2012年 10人 二重盲検法
パーキンソン病患者 病態評価(UPDRS) 2013年 17人 二重盲検法
間質性膀胱炎患者 ※有意な治療効果なし 2013年 30人 二重盲検法
リウマチ症患者(※静脈内注入) 活動性評価(DAS28)や酸化ストレス評価値 2014年 24人 二重盲検法
健康なボランティア 血管内皮機能 2014年 34人 二重盲検法
代謝性アシドーシス患者 血中アルカリ度 2014年 52人 二重盲検法
慢性B型肝炎患者 酸化ストレス評価値 2014年 60人 二重盲検法
脂質異常症患者 コレステロール値など 2015年 68人 二重盲検法

  まず、これまで報告されているヒトを対象とした水素水研究の多くは、特定疾患に対する限定的な数値改善であることが指摘できる。上記の研究の中で「健康なヒト」を対象とした研究は2報である。
  たとえば、上記の二型糖尿病患者に対する研究では、sdLDLコレステロール値に有意な減少効果がみられているが注7)、LDL/HDLコレステロール値全体には変化がなかったとしている[11]。
  また、肝腫瘍患者に対する研究[12]ではQOLスコアの改善がみられたとしているが、統計処理をしているとはいえ、オープンラベルでの研究ということから推定すると事実上かなり主観に頼った指標であると思われ、「何に対して効果があったのか」が明確でないことが指摘できる。

  個々の研究同士で一貫した結果が得られていないことも問題である注8)。論理性の項目で述べたように、研究によって同一の指標に対する効果があったり/なかったりするため、再現性を高く評価することはできない。そもそも研究数自体が少なく追試もほとんどないため、全般的に再現性がきちんと担保されているともいえない。

  さらに、上記のメタボリックシンドローム患者を対象としたオープンラベルの研究では、一日当たり1.5リットル~2リットルの水素水を飲用させた8週間の実験期間の間に、何種類かの軽度の有害事象が65%の被験者にみられている。腹痛、頭痛、胸やけ、下痢など軽度の症状であるが、当該研究ではこれらの症状と試験物質を関連付けることが“可能である”としている。

  以上から、ヒトを対象とした水素水研究の効果の再現性は低評価とする。また、これまで報告されている研究はほとんどすべて医学研究として厳密にコントロールされたものであり、市販の缶入り水素水などに対する効果を担保するものではないこともあえて付しておく。


注5)この研究では、EORTC(European Organization for Re−search and Treatment of Cancer)QLQ-C30が評価スコアとして用いられている。「長い距離を歩くことに支障がありますか?」「痛みがありましたか?」など、日常生活における健康状態に関する質問に対して自己申告にて記入する。
注6)ミオパチーとは、筋肉の病気のうち、筋自身に原因がある疾患の総称である。この研究では、「炎症性ミオパチー」および「ミトコンドリアミオパチー」患者が対象となっている。
注7)sdLDLコレステロールとは、small,dense,LDLコレステロールの略である。sdLDLは冠動脈疾患と強く関連しており、「超悪玉コレステロール」というニックネームで呼ばれることもある。
注8)データが一貫しない背景として、多重比較への補正が十分でない可能性が考えられる。実際、上記研究においても補正に関する記述がなかったものがいくつかみられる。

客観性(低)~(中)

  ヒトを対象とした研究のうち、(サンプル数が多くなく、対象疾患もバラバラであるとはいえ)RCTかつ二重盲検法で行われた10件の研究の客観性は高い(2015年6月時点)。それ以外のオープンラベルでの研究も、基本的に医学研究としての実験プロトコルに則っており評価できる。

  しかし、ヒトを対象とした研究数やサンプル数、追試が少ないことが問題視されており注9)、たとえば「ごく一般的な健康な人が、市販の水素水を恒常的に飲用した場合」のデータなどはほとんど不明である。少なくとも、上に挙げた19件の研究以外のヒトに対するデータの客観性は担保されていないといってよい。


注9)たとえば、松永和紀「水素水、「ニセ科学」と切り捨ててはいけないが、エビデンスありとは言い難い」FOOCOM.NET2016(http://www.foocom.net/column/editor/14366/)や、山形大学理学部物質生命化学科天羽研究室「水素水の宣伝をニセ科学と呼ぶしかない理由(2016/02/20)」(http://www.cml-office.org/wwatch/alkalli/comment-ph-08)などに詳しい

理論とデータの観点:

妥当性(低)~(中)

  RCTや二重盲検法にてデータ収集が行われている研究の妥当性は基本的には高い。しかし、水素水研究では何が測定されているかという意味をつかむことが難しい。特に、追試が少ないため本当に妥当なデータであるかどうか断定できないことは問題である。
  水素水によって「特定疾患に対する何らかの数値改善がみられた」という共通項はみられるものの、効能に対応したデータ収集がなされておらず、作用機序が不明であるため妥当性に疑問が残る。

予測性(低)

  水素水による健康効果の理論的支柱は抗酸化作用である。しかし、酸化ストレスが軽減した研究と効果がなかった研究が混在しており、理論とデータが不一致であることがうかがえる。
  抗酸化作用を理論的背景とするのであれば「どのような対象が、どのくらいの水素水を飲用した場合、どの程度の抗酸化作用があるか」が問題となるが、現状、こうした予測性は低いといえる。

社会的観点:

公共性(低)~(中)

  ヒトを対象とした研究の個々の論文は専門誌の査読を経ているため公共的である(公共性が高い)といえる。しかし、問題を「水素水業界」でとらえた場合、公共性に疑問が残る。
  たとえば、水素水の健康効果について否定的な見解をとる研究者個人に対して、水素水関連団体からの抗議文や内容証明郵便が送られてくるといった問題がみられている注10)。原則的には、独立した精神と自由な発想が研究者個人には保障されるべきであり、こうした抗議文は科学の基本精神を委縮させ公共性を損ねているといえる。


注10)samakikakuの今日もワハハ「分子状水素臨床工学研究会から抗議文書が来た!」(http://d.hatena.ne.jp/samakita/20160609/p1)やtogetter「いま注目の水素水商法!(消費者行政・適格消費者団体的に)」(https://togetter.com/li/982039)を参照されたい。

歴史性(低)

  水素水研究が活発になったのはごく最近のことである。2007年、有名な科学誌「ネイチャー」に発表された論文がそのきっかけとみられている[3]。また、ヒトに対する健康効果が一般に広まり始めたのは2012年頃からであり、ワイドショーや週刊誌にて紹介されたことが始まりである。   

  水素水の健康効果について懐疑的にみる向きが表面化したのは2016年5月頃だと思われる。具体的には、産経ニュース(5月14日)にて水素水効果に批判的な記事[13]が書かれたことがきっかけであると推定される。このニュースはすぐにネット上で話題となり、先の産経ニュースに類似した内容の記事もいくつか発表された。

  また、国立健康栄養研究所が発表した「有効性に信頼できる十分なデータが見当たらない」との情報は大きな契機となった(6月20日)。この情報はすぐに報じられ、これによって健康効果の論争に一つの区切りがついたとの見方も出てきた[14-15]。

  科学的な議論における水素水の健康効果については現在も議論が進行しているが、その歴史は浅い。また、健康効果については(現在は)懐疑的な見方が大勢を占めていると分析できる。

応用性(低)

  これまで医学研究として報告されている水素水の健康効果は、特定の疾患に対する限定的な改善効果である。「ごく一般的な健康なヒト」が飲用した場合にどのような効果があるかはほとんど明らかになっていない。

  また、仮に水素に健康効果があったとしても、「水素水」の形式で飲用することのメリットは薄いように思われる。たとえば、「水素生産菌」を利用した製品[16]のように、体内の菌類を活用するほうが理屈として理にかなっており、水に溶けにくい水素をわざわざ「水素水」として取り入れる積極的な理由を見出せない。

  関連して、市販されている水素水商品のいくつかでは、「水素水」と表示されているにもかかわらず水素が検出されないといった問題が指摘されている[17]。水素分子は小さくて軽く、ペットボトルのような保存法では濃度が一定に保てないという原理的な欠陥も指摘でき、応用性を高く評価できる材料はない。

総評:

疑似科学

素水の効果を医学的に研究する試みは現在も行われており、個々の研究自体は疑似科学とはいえない。ただし、ヒトに対しての具体的な効果・効能は確立されておらず、データ不足であることが懸念される。特に、水素水の理論的支柱である抗酸化作用については懐疑的にならざるを得ず、この段階で「○○という効果がある」と主張することは難しいだろう。

  現在、医学研究の検索エンジン(PubMed)等において、ヒトを対象とした経口摂取における水素水効果の論文を検索すると、ヒットするのはほんの20件~30件程度である注11)。

  一概に論文量の問題ではないが、①特定の疾患の患者を対象とした研究ばかりであること、②得られているデータが限定的な効果に留まっていること、③追試がほとんどみられないこと、④一貫した結果が得られていないことなどは明確な問題であるといえる。
  医学的な“研究対象”としての水素水研究は否定しないが、過度な健康効果を標榜するような商品・言説が問題化している社会状況[18]を鑑みて、本項では疑似科学と評定する。


注11)2017年10月10日時点。

参考文献:

  • [1]国立健康栄養研究所「健康食品の安全性・有効性情報「水素水」」http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail3259.html
  • [2]山本輝太郎・石川幹人「水素水関連言説における科学コミュニケーションの実態~疑似科学とされるものの科学性評定サイトを媒介して」科学技術社会論学会年次学術大会2016
  • [3]Nicolson et al. “Clinical Effects of Hydrogen Administration: From Animal and Human Diseases to Exercise Medicine”, International Journal of Clinical Medicine, 2016
  • [4]Ichihara et al. “Beneficial biological effects and the underlying mechanisms of molecular hydrogen–comprehensive review of 321 original article”, Medical Gas Research, 2015
  • [5]関泰一「d-ROMSテストによる酸化ストレス総合評価」『生物試料分析』2009
  • [6]Aoki et al. Pilot study: Effects of drinking hydrogen-rich water on muscle fatigue caused by acute exercise in elite athletes, Medical Gas Research, 2012
  • [7]Ishibashi et al. Consumption of water containing a high concentration of molecular hydrogen reduces oxidative stress and disease activity in patients with rheumatoid arthritis: an open-label pilot study, Medical Gas Research, 2012
  • [8]Nakao et al. Effectiveness of Hydrogen Rich Water on Antioxidant Status of Subjects with Potential Metabolic Syndrome – An Open Label Pilot Study, J. Clin. Biochem. Nutr, 2010
  • [9]Vassalle et al. Elevated hydroperoxide levels as a prognostic predictor of mortality in a cohort of patients with cardiovascular disease, Int. J. Cardiol., 2005
  • [10]谷健太、片平誠人「クールダウンの生理学的効果に関する文献的考察」『福岡教育大学紀要』2012
  • [11]Kajiyama et al. Supplementation of hydrogen-rich water improves lipid and glucose metabolism in patients with type 2 diabetes or impaired glucose tolerance, Nutrition Research, 2008
  • [12]Kang et al. Effects of drinking hydrogen-rich water on the quality of life of patients treated with radiotherapy for liver tumors, Medical Gas Research, 2011
  • [13]平沢裕子「美容、ダイエットと何かと話題の「水素水」実はかつてブームを巻き起こした「あの水」と同じだった…」産経ニュース2016(http://www.sankei.com/life/news/160514/lif1605140008-n1.html)
  • [14]産経ニュース「有効性に信頼できる十分なデータが見当たらない 国立健康・栄養研究所が見解」2016(http://www.sankei.com/life/news/160617/lif1606170023-n1.html)
  • [15]J-CASTニュース「水素水に「有効データ見当たらない」 国立研究所「発表」が論争にピリオド?」2016(https://www.j-cast.com/2016/06/22270406.html?p=all)
  • [16]協同乳業「ミルクde水素」(https://www.meito.co.jp/milkdesuiso/)
  • [17]J-CASTニュース「水素水「やっぱりただの水」国民生活センター調査の唖然」2016(https://www.j-cast.com/2016/12/16286330.html?p=all)
  • [18]深笛義也「水素水に国が「効果なし」警告、業界が一斉反発で異例バトル「テストに疑義」「言語道断」」Business Journal, 2017(http://biz-journal.jp/2017/03/post_18343_3.html)

情報提供、コメント、質問を歓迎します。

(最終更新日時2018年10月5日)

投稿

投稿&回答

おそらく日本国は水素吸入を大々的に進めるようになりそうですよ。名前は明かせませんが、代議士の方々が吸い始めており、効果を実証されているようです。さらに東京オリンピックでは日本のメダル獲得が至上命題となっており、水素の筋肉疲労軽減効果から採用されるようです。筑波大からのアピールのようです。 (投稿者:たかじん,投稿日時:2018/05/31 23:19:15)

内部で関わっている方でしょうか。
ご投稿ありがとうございます。
(回答日時:2018/06/09 19:45:28)

お初にお目もじいたします。

さて、水素分子の物理的性質上、個人的に水素水の経口摂取に関しては私個人の知識からほぼ否定的なスタンスをとっているのですが、ただ、救急医療においてOH基除去やCO除去のため、国内においても(医療現場で即製した)水素水の静脈注射を行っているという話を耳に挟んだことがあります(実際、グーグル検索でも散見されます)。
これらにつきましては化学的見地から生理学的な有意性が考慮されるため学術論として若干興味を持っているのですが、遺憾なことに、アルカローシスやCO中毒への対症療法としての水素水投与に関する臨床データをどうにも探し出せません。
己が凡愚を恥とし、あえてお尋ね申し上げますが、何ぞ参考となる研究論文をご存知ではないでしょうか。
不躾ながら、ご教授願えましたら重畳に存じます。 (投稿者:砂漠の雪,投稿日時:2018/05/23 19:25:26)

ご投稿ありがとうございます。
ご質問についてですが、おっしゃっている内容は、おそらく代謝性アルカローシスのことではないかと思います。専門ではないため確かなことはいえませんが、下記の参考資料を読む限り、嘔吐などが続き、胃酸が大量に失われる場合(≒体内の水素イオンが大量に放出される)に、酸塩基平衡の異常として代謝性アルカローシスが発生するようです。
治療については、代謝性アルカローシスは病名ではないため、元の病気の治療を行うのが普通だそうですが、緊急時に生理食塩水が投与されることがあるようです。
代謝性アルカローシスについての詳しい説明(機序・治療など)は資料を参考にしていただければと思いますが、ご質問の研究論文の有無については、大変申し訳ありませんがこちらでもわかりかねます。ただ一般論として、標準医療のガイドラインに定められているのであれば、経験的か研究的かはともかくとして効果が期待できるということだと思います。おそらく、一時的に体内から大量に水素イオンが放出されたため、それを補給するといった意味合いであるかと思います。
お力になれず申し訳ありませんが、一応の回答とさせていただきます。

参考資料
https://www.kango-roo.com/sn/k/view/3455
https://www.ikyo.jp/commu/question/633
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/12-ホルモンと代謝の病気/酸塩基平衡/アルカローシス
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/プロフェッショナル/10-内分泌疾患と代謝性疾患/酸塩基の調節と障害/代謝性アルカローシス#v987854_ja
https://ja.wikipedia.org/wiki/アシドーシスとアルカローシス#代謝性アルカローシスの原因

(回答日時:2018/06/09 19:34:10)

並み以下の70歳の爺さんの考えです。また、添削お願いします。前回の投稿での一番伝えたいと思った考えが、伝わっていなかったので言葉を選んで頑張ります。前回の添削の最後の文章 現在の研究結果云々です。私は現在の研究結果を、無効、と考えます。少なくとも有効でない。又は意味がない。と思います。なぜかと言えば、何度も伝えているつもりなのですが、伝わっていません。それは、腸管内で腸内細菌が水素を産生しているからです。水素を産生しているところに、さらに重ねて、水素水を経口摂取して、どうして、その結果、エビデンスを意味があるといえるのでしょうか。正確と言えるのでしょうか。もし腸内で水素が産生されていなかったら、エビデンスは有効でこのサイトの評定を肯定的に捉えますが、国立健康栄養研究所のこのサイトの欄(ここで初めて腸内細菌が水素を産生しているとしりました。有難うございます)、東北大学の2018年の電解水を用いた透析の論文内容(勿論、和文でしか解りません。)で、1回の透析で負荷される水素量は1~2mmolで、健常の生体内産生量をこえないと書いてあるので、この記述が正しければ、体内で水素が産生されていると考えます。ヒトが水素水を経口摂取してのエビデンスは、体内で水素が産生されていると云う、特殊な状況でのエビデンスと考え、無効と考えます。そのエビデンスをもとに評定された結果も無効と考えます。水素が有効か否かを、解らないと言ったのは、言葉選びが不適当で、このデータの取り方では解らないといったつもりでした。このデータの取り方は有効だ、との考え方をお伺いいたします。次に、疑似科学と云う言葉は、新しいエビデンスによって変更はあり得るとの捉え方、当たり前の様にこのサイトの中では考えておられますが、このサイトの方がここから抜け出して、マスコミ、特に報道系の番組での疑似科学、との発表は、一般人にどのように捉えられるか、慎重に考えて下さい。現時点のエビデンスであって、将来は変わることもあるかもしれないと、冷静に受け止められるか、現状では甚だ疑問です。扇動するのみで、疑似科学と決定した、もう変わらない、と捉えられるでしょう。私としたら、未だ、変更が考えられる場合は、極力この言葉は、マスコミでは避けていただきたいと思います。皆が同じ土俵で考えられる事が出来るまでは。このサイト内でのご使用でお願いします。 (投稿者:mizudaisuki,投稿日時:2018/05/18 01:07:37)

お返事遅れまして申し訳ありません。
>水素を産生しているところに、さらに重ねて、水素水を経口摂取して、どうして、その結果、エビデンスを意味があるといえるのでしょうか。
――まず、体内で水素が産出されているのはもともとヒトに備わっている機能ですので、水素水の効果とは別個に考える必要があります。また仮に、体内で産出している水素を引き合いに出すのであれば、「どういう場合にどの程度飲めばどのくらい効果がある」といった実証を“水素水研究側”が行う必要があります。しかし、現状はそうなっていない以上、今ある研究成果から判断せざるを得ないのです。
>正確と言えるのでしょうか。
――正確かどうかはともかく、現在の研究結果からは、水素水を飲むことによる健康効果には疑問符がつきます。
>ヒトが水素水を経口摂取してのエビデンスは、体内で水素が産生されていると云う、特殊な状況でのエビデンスと考え、無効と考えます。そのエビデンスをもとに評定された結果も無効と考えます。
――これは、「これまでの研究成果には意味がない」というご主張でしょうか。繰り返しになりますが、「どういう場合にどの程度飲めばどのくらい効果がある」といった実証が伴っていればこうした主張も筋が通るのですが、それがない現状では、これまでにある研究から判断するしかないのです。
>水素が有効か否かを、解らないと言ったのは、言葉選びが不適当で、このデータの取り方では解らないといったつもりでした。このデータの取り方は有効だ、との考え方をお伺いいたします。
――上と同じ指摘です。
>扇動するのみで、疑似科学と決定した、もう変わらない、と捉えられるでしょう。私としたら、未だ、変更が考えられる場合は、極力この言葉は、マスコミでは避けていただきたいと思います。
――以前のコメントでも思っていたのですが、「科学であること」が絶対の価値であるわけではありませんので、そのあたりはもう少し緩やかに考えられたほうが良いと思います。水素水の健康効果として主張されているものには科学的には疑問がありますが、かといって社会的に無価値であることとイコールにはなりません。心理的なおまじないの一環として飲用する分には科学は止める権利をもちませんし、否定もできませんので。 (回答日時:2018/06/23 09:07:48)

疑似科学と云う評定に、筋が悪いと投稿した70歳の、科学もパソコンの扱い方も、英語も並み以下の爺さんですが、私なりの考えがどの様に添削されるか知りたく思います。
まずヒトが水素水を経口摂取した場合のエビデンスを評定の基本にしておられますが、ヒトの状態が問題です。
水素がヒトの腸内で産生され、体内、腸管内に存在しています。ヒトによって水素が充分満たされているヒト、欠乏しているヒト、が区分されていません。ここを検討するするべきだと思います。もし水素が何らかの働きがある場合、水素が体内に欠乏していなかったら、水素水を補給しても何らかの効果が現れてくる事は考えにくいと思います。(他の物質の代替になりえれば違ってきますが)
例えば、水分を充分摂取しているヒトに水を飲んでもらっても健康効果はないでしょう。水分不足のヒトに摂取してもらえば、同じ水でも健康効果は出るでしょう。ビタミン剤、鉄、カルシュウム等も同じです。体内に水素が存在している事実も検討した上での評定なのでしょうか。先生方が選ばれたエビデンスでは、健康効果は解らない、と私は思うのですが。勿論、再現性も現れにくいし、バラツキもあって当然だと思います。ですので水素水を経口摂取しての、健康効果は解らない、と云うのが現在の私の結論です。
評定の基本にしておられるエビデンスは、体内に水素が存在していない場合に評定の基本にされるべき、エビデンスです。また、水素水を経口摂取してのエビデンスより、腸管内で産生された水素が、体内、腸管内で何らかの働きをしているのか、空気中の窒素のように何の働きもないのかあらゆる角度から研究されることを期待しています。
尚 私の答えが、解らないと云う結論ですので、解らない事を疑似科学と評定するのは,解らない事を効果がある、とするのと同じです。
解ってない事を効果があると宣伝し、商行為に関わっている人、企業は当然、法律違反で処罰されるべきです。が、疑似科学と評定された方は、法律違反にはならないでしょう。表現の自由があります。
そして、ここにも私の、疑似科学と云う評定をされた大いなる疑問があります。当時水素水が、効果があるという宣伝と共に社会状況が過熱していました。それを抑える為に伝家の宝刀、疑似科学、と云う言葉を恣意的に選ばれたと思っています。私でしたら、まだ効果は解らない。解らない事を効果があると云うのは科学者として許せません。法律違反です。とわめき散らします。
現在は、疑似科学と云う言葉で、過熱感が抑えられ、さぞ気分良く、正義感にしたっておられる事でしょう。ですが私にすれば、科学者が、わからない様に政治屋に魂を売った様に思えます。政治屋が人々を扇動するサマです。何も人々を考えさせないで、シテヤッタリです。
科学者が社会的責任を持ち影響力を持つのは大いに賛成で期待しますが、この件は疑問符が大いに付きます。他の言葉で過熱感を抑えるべきだったと思います。もっと人々を考えさせる言葉で。勇み足だったと感じます。
それで、もう一つお伺いします。疑似科学と云う評定は2018年4月となっています。これは将来、変更と云う可能性を含んでいると云う事でしょうか。何%位で、期間は、とかは頭の中では感じておられるのでしょうか。疑似科学と云う評定は、裁判において死刑判決のように感じてしまいます。
冤罪も勿論ありますが、冤罪と同じ位の確率でしか評定の変更は無いと考えておられるのでしょうか。そう願っていますが。科学とは、そう云うものではないのでしょうか。コロコロ評定が変わるのでしたら、ここでこんなに時間を費やす必要は無いように思います。教えて頂きたいです。 (投稿者:mizudaisuki,投稿日時:2018/05/05 19:58:28)

ご投稿ありがとうございます。
たいへん丁寧にご意見をご投稿してくださり、感謝いたします。
ご質問・ご指摘の件について、私なりに内容をまとめたうえで、以下で順番に回答したいと思います。何か抜けている箇所があれば再度ご指摘ください。

1)ヒトによる水素の体内量について(水素が十分な人と欠乏している人の区別)
 まず、「体内における水素量」という前提が何を指しているのかはっきりしません。健康な人の体内には○○量(濃度?)の水素が確認される、などの前提がわからないと、この主張を裏付けることは難しいと思います。そもそも、「水素量」という概念をどのように規定するかすら難しいと思われます。簡単にヒトで測定可能であれば、「欠乏している」との定義も行えますし、比較することもできるため、科学の対象として研究が進みますが。
むしろ、「水素が十分な人」と「欠乏している人」という検討は、水素水を肯定的に扱う研究者のほうに必要な概念に思います。


2)水素における体内作用について
 本項の「応用性」にあるように、仮に「水素」に健康効果があるとすれば、水素水のような形式で摂取するのではなく、体内(腸内)にある菌類を活用する方が理にかなっています。水素が水に溶けにくいことはよく知られていますので、仮に効果があるのであれば、水の形式で摂取するよりもはるかに効果的であるかもしれません。
そういう意味で、共同乳業の製品のほうが水素水よりは理論的にはよく理解できます。ただし、効果があるかこととは別問題であると認識したほうがよいですね。


3)「健康な人に水を~」「経口摂取における健康効果はわからないというのが結論です」について
少なくとも、評定内で挙げている研究については、ごく限定的な数値改善はみられていますが、研究間(別著者)で整合性がとれていないというのが実態のようです。つまり、同一の数値改善があった研究と、なかった研究、といった具合です。ご指摘の通り、可能であれば、「水素量(?)が不足している人」と「そうでない人」に分けて研究するのがよいのでしょうが、現状の水素水研究ではそういった研究はみられないようです。
 また、ご存知かもしれませんが、水素水が主に標榜している「抗酸化作用」について測定する指標自体、複数の指標(間接測定)があり、ヒトを対象とした水素水研究では、同一の指標の数値ですら、改善したものとそうでないものが混在している状況です。しかもこれは、ごく限定的な数値であるため、社会生活上、判別できるような効果はみられないとするのが(現状は)妥当に思われます。

4)「ですので水素水を経口摂取しての、健康効果は解らない」
 裁判を思い浮かべられるとよいのですが、科学の世界では基本的に、説明責任(立証責任)は「それを主張する側」にあります。そのため、何かしらの「効果がある」と立証できた場合においてのみ、それを肯定的に扱うのが筋であります。しかし、「どちらかわからないグレーな場合」も実際には多くあり、そのため本サイトでは、「疑似科学」「未科学」「発展途上の科学」「科学」などと段階的な基準を設けているわけです。
 かなり批判的に言うと、水素水の場合、少なくとも評定内で挙げている研究からは、「グレーの段階ですらない」と判断せざるを得ないため、「疑似科学」の評定になっているとご理解ください。
 医学的にはたとえば、「メタ分析」などで何らかの効果が実証されていれば、それについては肯定的に扱うこともできます。ただ、現状の水素水学説は、標榜している理論が大きすぎるため(アンチエイジング、ED治療、がん予防など)、これらを改善する研究方向性とならない限り、科学としての先行きは難しいのではないかと考えます。


5)「水素水を経口摂取してのエビデンスより、腸管内で産生された水素が何らかの働きをしているのか、何の働きもないのかあらゆる角度から研究されることを期待しています」
同感です。その意味で、応用性で記載していますが、共同乳業の製品は「目からウロコ」であるとはいえます。

6)「尚 私の答えが、解らないと云う結論ですので、解らない事を疑似科学と評定するのは,解らない事を効果がある、とするのと同じです。」
 これは違います。上の4)で述べた通り、立証責任は肯定側にあります。いわゆる「悪魔の証明」と同じで、「効果がないことを証明する」のは事実上困難なため、科学の界隈では「効果があると見なしうる、可能な限り合理的、客観的な根拠をそろえる」ことで科学者間の合意形成を目指し、それが科学となっていきます。その中で少なくとも、“本評定サイトの基準では”、水素水による社会生活上応用可能なレベルの効果はないと判断しています。


7)「疑似科学と評定された方は、法律違反にはならないでしょう。表現の自由があります。そして、ここにも私の、疑似科学と云う評定をされた大いなる疑問があります」
 mizudaisuki様の以前のコメントにも、「法律違反」という語句がよく使われていたと記憶しております。おそらく、「疑似科学」という語がある種のレッテル貼りである、との暗黙の前提によるご指摘だと推測いたします。
 私の感じる限りでも、確かに、「レッテル貼り」という側面があるのは否めませんね。現在では「疑似科学」という語句に手垢がついているとも思います。その意味で、たとえば、大阪大学の菊池誠先生などは「ニセ科学」と「疑似科学」を使い分けておられるようです(直接うかがったわけではないので確かなことは言えませんが)。
 おっしゃる通り、「法律違反」としたほうが、有効な場面もあるかもしれませんが、一方で、法律も完全ではないので、批判作用としてどの程度効力があるかは私には判断できません。ただ逆に、科学でないからといって、価値がないわけではありません。いうまでもなく、世の中には科学でなくても社会的に有益なものや皆が求める素晴らしいものは沢山あるからです(文学、芸術など)。ただ、科学という枠組みを標榜するならば、ルール違反にも一定の歯止めをかける必要はあるといえます。
 「評定の基本的な考え」に記載してある通り、本サイトで「疑似科学」と評定している場合、「科学的な言説をもっているにもかかわらず、諸条件の評価が全体にわたってきわめて低い。実際のところ科学とは言えないうえに、社会的な問題をもはらむので、「科学でない」と明言するほうがよい。」を意味します。ですので、そうした意味を踏まえてお考えになっていただければと思います。


8)「疑似科学と云う言葉で、過熱感が抑えられ、さぞ気分良く、正義感にしたっておられる事でしょう。[…]何も人々を考えさせないで、シテヤッタリです。」
 これはまったくの誤解です。まず、そうした特権階級的意識が前提にあるならば、本サイトにコメント欄など設けません。
 各ページをご覧になっていただければわかると思いますが、本サイト情報は幾度にもわたり改訂を繰り返しております。内容の不精確性についてお叱りを受けることも多いですが、本サイトの研究的な意義は、こうした科学的議論の土壌提供やその発展可能性についての考察にもあると考えております。
 また、いただいたコメントは、基本的にすべて掲載することになっています。中には、ほとんど「荒らし」コメントといってよいものの多くありますが、特別な申し出がない限りすべて載せております。というか、これが本研究サイトの意義でもあるため、ご指摘については反論させていただきます。


9)これは将来、変更と云う可能性を含んでいると云う事でしょうか。
 もちろんです。新規に効果的な研究があれば改訂されます(逆に、それまで本研究サイトが続いている保証はありませんが)。また、本サイトに記載してあることが「現状のすべて」であるとも考えておりませんし、現に、さまざまな鋭いご指摘をいただいており、その都度改訂しております。
 また、こうした実践が「無駄だ」とも我々運営側は考えておりません。たとえば、遺伝子組換え作物の是非や福島における小児甲状腺がんについての議論など、科学に関する社会的な諸問題については、きちんと議論していかなければならないこと、あるいはそれが満足にできていないことが多くあります。本サイトはそうしたリテラシーを「鍛える」「身につける」ことも研究目的としておりまして、そうした意味で、日常に隣接している「疑似科学とされるもの」を取り上げることにも一定の意義があると考えております。


10)疑似科学と云う評定は、裁判において死刑判決のように感じてしまいます。冤罪も勿論ありますが、冤罪と同じ位の確率でしか評定の変更は無いと考えておられるのでしょうか。
 回答の大枠は上で答えたとおりですが、水素水については今後の研究成果によるとしか言えません。個人的には、「メタ分析研究」があれば(それが否定的な研究結果だとしても)“まだマシ”くらいに考えております。ただ繰り返しますが、現状の研究結果を以って、水素水に目に見える何らかの効果があるとは考えにくいです。
(回答日時:2018/05/14 22:32:41)

疑似科学の信奉者とまともに論争するのはこのサイト運営集団にとって何一つメリットはないと思います。
まともにロジックを理解できないので話になりません。不毛です。
放置して晒しておけばいいのではないでしょうか?
理解するつもりもない相手とはそもそも議論が成り立ちません。 (投稿者:にゃん王,投稿日時:2018/04/26 21:48:07)

ご投稿ありがとうございます。
まさにご指摘の通りなのですが、まぁしかし、それでも科学に関するコミュニケーション/議論は誰かがやっていかなければならない問題だとも考えております。たとえば、かつての遺伝子組換え作物に対する反発(論争)のように、(かなり明確に)科学的に誤っていると思われる見解が社会に広まることはままあり、深刻な問題となることもありますので。
(回答日時:2018/04/29 19:26:03)

べきです 難しそうですが必要です ただ人の体内でいつも存在している 何らかの働きをしていると考えても間違いないと思います人での臨床データをとるとき医薬品と同じアプロ―チではダメだと思います 体内にない物質を入れる場合といつも存在する物質を体内に入れる場合では体内に存在する水素水の方が再現性も低いしばらつきがあるのは当然だと思います 疑問がでる臨床データがでて当然です 難しいですが 水素不足している人と十分足りてる人に分けて臨床データをとるべきです 皆がよく知っているビタミン類ミネラル類水分だってそうです 不足している人が取って改善効果がでてきます 腸内細菌が産生している意味を考え盲点となっていると考えるべきです  水素を肺から取り入れて医療に使う臨床が行われていますが腸内管内にも水素が必要な場合は水分も取れる水素水がいいと思います  もう一つ市販されている水素水なぜここで挙げられた3種類 一緒に総評されるのですか ガスを充填された水素水 電気分解を利用した電解水素水 以前違うと書いておられたと思います いい加減じゃないですか 水素水とネーミングされているからですか。国立健康栄養研究所では電解水素水は水素以外の他の因子を考える必要性を書いています。疑似科学と言うかぎりはも少し丁寧に捉えて頂きたいです 社会状況を危惧してだけの疑似科学と言ふ言葉は使わないで頂きたい 法律違反で十分です (投稿者:mizudaisuki,投稿日時:2018/02/04 18:18:34)

>体内にない物質を入れる場合といつも存在する物質を体内に入れる場合では体内に存在する水素水の方が再現性も低いしばらつきがあるのは当然だと思います 疑問がでる臨床データがでて当然です
――体内にない物質、という意味がやや不明瞭ですが、一般的な医薬品も、体内にある物質(その分泌)を調整・制御したりするものなので、水素を特別視する理由にはならないのではないかと思います。
>難しいですが 水素不足している人と十分足りてる人に分けて臨床データをとるべきです
――「水素が不足している」ことをどのように定義、測定するかでしょうね。おっしゃる通り難しいように思います。
>もう一つ市販されている水素水なぜここで挙げられた3種類 一緒に総評されるのですかガスを充填された水素水 電気分解を利用した電解水素水 以前違うと書いておられたと思います
――水素水の評定内容は2017年11月ごろに大幅に改訂されてます。「水素水」の定義については本評定の語句説明をお読みください。
>国立健康栄養研究所では電解水素水は水素以外の他の因子を考える必要性を書いています。
――「水素以外の因子を考える必要性」ということは、「水素による効果ではない」と言っているようにみえますが、だとすると水素水の効果はやはり疑似科学的であると思います。
(回答日時:2018/02/19 16:54:11)

このような商行為 社会状況にならない為には私達が効果があると言われた時 厚生労働省が認可しているのか どんな研究所がどんな研究論文を発表して再現されているのか 論文内容は細胞 動物 人なのか等を販売人に問いかける様な状態に全体のリテラシーを上げる様なサイトであって頂きたい 勿論 改ざん捏造は言語道断ですが 人での再現が今のところない 結果にばらつきがあるだけで疑似科学と決めつけない 効果があると云う商行為に疑似科学と云う言葉で対抗しない 法律違反で対抗する 研究論文の詳細を解りやすく問題点をあげて投げかけを積み重ねてゆく 学校でも考え方を投げかけて研究対象にする位になって欲しい         総評の疑似科学 筋が悪いの理由まだあります         木を見て森を見ず 国立健康栄養研究所の説明を見て初めて気ずきました 腸内細菌が水素を産生している 食べ物によって産生量も違うらしいこれを見たときピンときました 水素は腸管内 体内に供給されているのだと 長い人間の進化の中で水素を作る細菌と共生してきたのだと 何の為に共生してきたのか ここからは推測ですが 水素が必要だからだと 水素が体のどこの部位又は全体か どんな働き(抗酸化力か)か 他の抗酸化物質で代用できるのか 産生量は 必要量は等 と考えると水素が産生不足消費増により体内腸管内で欠乏した時にどんな変化 症状がでるか まず調べる (投稿者:mizudaisuki,投稿日時:2018/02/04 16:56:24)

>回答
>人での再現が今のところない 結果にばらつきがあるだけで疑似科学と決めつけない
>効果があると云う商行為に疑似科学と云う言葉で対抗しない 法律違反で対抗する
――他のコメントもお読みしていると、「疑似科学」という言葉に強い抵抗感があるようにお見受けします。「疑似科学」という言葉が(いろんな意味で)よくないということでしょうか。「“科学的に”効果・効能がある」ように見える言説・商品に対して、対策の一つとして法的問題を持ち出すことは確かに考えられますね。 (回答日時:2018/02/19 16:53:44)

水素水の総評 疑似科学の結論を出されたこと 非常に筋が悪い結論だと考えています。総評の最後の言葉 社会状況を考えると疑似科学との事 社会状況によって結論が変わるのが科学の評定なのかと思ってしまいます まだ確定していない科学に対してこの場合のとる言葉は法律違反(旧薬事法等の違反)です 商行為に関わっている販売人 企業 科学者 全てが処罰を受けますよ 法律違反を犯していると言うべき言葉です 疑似科学と云う言葉の一般人(私も含めて 科学に余り精通していない方)の捉え方を余りにも知らないのか知っていて社会状況を急変させるのに確信的に使ったのか いずれにしても使うべき言葉じゃありません ある意味このサイトの科学者の傲慢さをかんじます この状況を抑える正義感かこのサイトの職業的義務感か  この疑似科学と云う言葉の反作用を考えて下さい。一般人は考えなくなりますよ 思考停止になり中身はどうでもいいとなります 科学リテラシー云々を考えておられるならこの件には使うべきじゃない 私はもちろん科学者ではないが科学に期待し日本が科学立国として進んで欲しいしそれしか生きてゆく道はないと思っている 総理も2回か3回に1回は科学者か精通している人になってもらいたい そのためにも科学リテラシーを上げるには話題の論文を中学生高校生もわかるように解説してどの様に考えるべきか疑問点を上げ科学的思考を醸成していって欲しい (投稿者:mizudaisuki,投稿日時:2018/02/04 15:23:32)

>回答
ご投稿ありがとうございます。
>社会状況によって結論が変わるのが科学の評定なのか
――これは、社会的状況を重く見て、疑似科学であることを強調するという意味です。社会状況によって変更されるということとは意味が異なります。
>この疑似科学と云う言葉の反作用を考えて下さい。一般人は考えなくなりますよ 思考停止になり中身はどうでもいいとなります
――社会的に「疑似科学」という言葉が、いわゆるレッテル貼りのようになっているように思う、ということでしょうか。
>そのためにも科学リテラシーを上げるには話題の論文を中学生高校生もわかるように解説してどの様に考えるべきか疑問点を上げ科学的思考を醸成していって欲しい
――同感です。
(回答日時:2018/02/19 16:52:25)

根本的に疑似科学の構造を持っているということが理解されていないというところです。
・論文をレビューしている総説論文の著者の見解の反対を述べる。
・左巻なる著者の「水の常識ウソホント77」なる一般書が、なぜ混入するのか。他の記事でもそうですが。
例えば、本来、科学的根拠に基づく医療EBMなどでは、事前にある程度の扱いを定められるじゃないですか。

総説論文を確かな位置に置き、その見解をそのまま使い、一般書を低い位置づけに置き参考程度にとどめ結論への影響力を低める。その際、その一般書が10年、20年も前の著書であれば
既に科学的な知識の更新が想定されてしかるべき状況であるとみなす。

といったようなガイドラインが、「事前に」確認されていれば、透明性・客観的に公正かどうかといった批評が
第三者にもできますよね。EBMの基準をまず採用するといいかと思いますが。

それを総説論文の主張を勝手にねじ曲げ、左巻なる著書とかですね、Jカスと揶揄されてカス丸という自社キャラまで作ったJ-CASTのニュースなどを
自分の都合のよいようにツギハギして、恣意的に作文されている。
つまり、インチキじみている、疑似科学となんら変わりがない、
科学的を装っているが、かなり恣意的に結果をねじ曲げることができる、本評定は疑似科学である。そういう部分がなかなか通じていませんね。 (投稿者:mim,投稿日時:2018/01/28 20:33:58)

mimさん
一つのご意見として受け止めます。気になった点については別コメントのほうにて回答しております。ただ、コメント全体的に攻撃的な表現や内容を誇張した表現が目立ちますのでご注意ください。
(回答日時:2018/01/31 16:07:26)

具体的指摘箇所はいくつもあります、ここの著者は、自身の読解力の無さを「相手が誤謬している」などと解釈するので、議論ができないんですね。
・主観的で二重盲検でないアニマルセラピーの扱いよりも、生物医学的指標を測定した二重盲検である水素水を下においており、科学的根拠に基づく医療からみておかしい。(故に科学的根拠に基づく医療のように科学的ではない)
・この評定で採用している総説論文の著者の意見に反している。(重要なレビュー論文の意見を恣意的にくつがえしているが、そのようなことをするという予め定められたルールがないため、恣意的であり絶対的・科学的ではない)
・そうした恣意的な、科学のような絶対性を担保するような、主観的な変更性の余地のない、あらかじめ定められた尺度を採用をしていない。同一の扱いをしていることを担保できるような基準は他の記事にも公開されていない(故に科学を装っており、結論はコロコロ変わり得るため、疑似科学的である)
・「水素水」と全称して「疑似科学」であると包含している。(国語力や、論理能力に問題がある)
故に、本評定は(否、本評定サイト自体であろう)、科学を装っており、疑似科学的である。

科学を装っているだけだという新たな証言
・「水素水」と全称しているのに、「個々の基礎研究は否定しておりません」なる主張を行っており、誤認を意図的に生じさせている。
・科学とはまったく関係いのない「抗議の行い方」を、「科学的か否かの基準」に含めているようである。
(投稿者:mim,投稿日時:2018/01/28 12:12:06)

mimさん
>ここの著者は、自身の読解力の無さを「相手が誤謬している」などと解釈するので、議論ができないんですね。
――水掛け論になってしまいますが、mimさんの過去のコメントのいくつかに、いわゆる「非形式的誤謬」がみられましたので指摘しているのです(希望があれば具体例を示します)。もちろん、mimさんのコメント内容すべてが誤謬であるといっているわけではありませんし、情報提供として感謝している部分もあります。ただ、誤った論法に寄った攻撃的なコメントもありますので、注意してくださいと申し上げているのです。
>主観的で二重盲検でないアニマルセラピーの扱いよりも、生物医学的指標を測定した二重盲検である水素水を下においており
――アニマルセラピーとの比較をされていますが、前にもコメントしたように、ヒトを対象とした研究の絶対量が圧倒的に違うという前提がまずあります。また、「アニマルセラピー研究は主観的」とのことですが、たとえば次に示すようなメタ分析研究やシステマティックレビューがあります。ゆえに「アニマルセラピー研究よりも水素水研究のほうが質が高い」と批判される裏づけがないように思います。
・Kamioka H, Okada S, Tsutani K, Park H, Okuizumi H, Handa S, Oshio T, Park SJ, Kitayuguchi J, Abe T, Honda T, Mutoh Y. Effectiveness of animal-assisted therapy: A systematic review of randomized controlled trials., Complementary therapies in medicine, 22(2), 2014.
・Souter MA, Miller MD. Do animal-assisted activities effectively treat depression: a meta-analysis. Anthrozoos 2007; 20(2): 167-180
・Cochrane Schizophrenia Group, Animal-assisted therapy for people with serious mental illness, Cochrane Database, 2013
>この評定で採用している総説論文の著者の意見に反している。
――主な参考情報とした総説論文にある考察内容と同じ内容の考察ではないというのならその通りです。しかし、それはあくまで考察の段階であって、記載されている測定データ自体を歪めているということとは意味が異なるということは述べておきたいと思います。そもそも、データではなく「著者の意見(これはmimさんが使われた表現ですが)」に反することの何が問題なのかもよくわかりません。その意見が著しく測定データに反しているのであればまだわかりますが。
(2018.3.20追記)
(データではなく)論文に書かれている「筆者の意見」をあれこれ吟味したりするのは普通のことだと思います。なお、本評定で参照している「まとめ論文」は、これまでの水素水研究を記述的にまとめている研究であり、メタ分析などの統計的に信頼性の高い分析手続きを行った研究ではないことを付記しておきます。
>同一の扱いをしていることを担保できるような基準は他の記事にも公開されていない(故に科学を装っており、結論はコロコロ変わり得るため、疑似科学的である)
>科学とはまったく関係いのない「抗議の行い方」を、「科学的か否かの基準」に含めているようである。
――まず、本サイトはトップページに示している「評定基準」「サイトの基本的考え」に沿って評定を行っています。具体的には「科学的であるか否か」を10の条件に沿って評定していますので、そちらをお読みください。そのなかで、たとえば「抗議の行い方」は「公共性」に関わると考えられますし、現に評定はその項目で記述しております。
また、「結論がコロコロ変わる」という表現には多少語弊がありますが、研究成果によって見解が変わることは科学では多々あります(というかそれが普通です)。サイトでも暫定的な情報である旨は記載しておりますので、ご批判対象がよくわかりません。
>「水素水」と全称しているのに、「個々の基礎研究は否定しておりません」なる主張を行っており、
――はじめの語句説明にて、「本評定はヒトに対する効果を対象としており、基礎研究は評定対象としていない」旨をあらかじめ記載しております。
>・「水素水」と全称して「疑似科学」であると包含している。(国語力や、論理能力に問題がある)
故に、本評定は(否、本評定サイト自体であろう)、科学を装っており、疑似科学的である。
――一つのご意見として受けとめますが、上に回答しましたように、いくつか事実認識に誤認があるようです。 (回答日時:2018/01/31 16:06:44)

他でも述べさせて頂いておりますが、まず機序(メカニズム)が不明というだけでは非科学的ではないので
ここの著者が非科学な判断を行っているということがありますね。
メカニズムが不明な治療薬は多くあります。なになにという薬の標的が何ではないかということが分かったという報道は今日でもなされるところです。

それから、科学的根拠にもとづく医療の判断基準とは異なりますね。
二重盲検のRCTは、科学的根拠の強さの証拠として結構高い場所に置かれますが、そうでもない。
そうした効果の指標の解釈と扱い方が、「アニマルセラピー」とは反対で、本来二重盲検がやりにくいし、指標が心理的なものであるアニマルセラピーに高評価を行い、
一方でこちらの研究結果に意味不明の独自の解釈を挟むということで
科学的か否かを判断するやり方が、疑似科学的な主観が入り込んでいるということですね。

何が科学的かということについての客観的な指標、後から主観的に変更される余地のない記事はあらかじめ示されていない。
これだけの「科学的研究」、科学的根拠の強い研究を列挙しながら
社会の影響やらなんやらを、個人的に解釈して「作文」しているところに幻滅しました。
もともとここでの取り組み「DHA」におけるDSMの出典の虚偽や、古い一般書の使用などに幻滅していますが。

再びここでは、社会の影響を採択する際の基準があらかじめ明確化されていないため、
結果はよく分からない社会の影響を受けています。
例えばですね、「牛乳」では直接的な広報活動だと思える牛乳保護団体の意見を肯定的に採用し、
こちらでは学術的な水素水研究団体を否定的に扱っているということです。それから、記事改定以前から掲載されている左巻なる著者の文献が残されていることをみると
あまりにも妄想的な記述に至らせた文献を残しているということは、
このような文献を個人的な理由によって肯定的に扱っているということですね。この方の文献は科学的なものとは思えません。

これだけの研究を挙げ、総説論文の著者の意見に反して、「水素水」(論理的な包含対象は全称)が「疑似科学」であるということの意味がよく分からず、その社会的影響とやらが何かよくわからずそして何ら公正でもなく、
判断のための指標が公開されておらず、個人的な主観によって結論を作文した「本評定は疑似科学的である」との評定を下しました。 (投稿者:mim,投稿日時:2018/01/14 21:38:36)

mimさん
これまのコメントでもそうだったのですが、コメント中にいくつか「誤謬」がみられます。何であれご批判は受け止めますので、誤った論法に注意したコメントをお願いいたします。

>そうした効果の指標の解釈と扱い方が、「アニマルセラピー」とは反対で、本来二重盲検がやりにくいし、指標が心理的なものであるアニマルセラピーに高評価を行い、
――まず、アニマルセラピーと水素水では研究の絶対数が全然違います。Pubmed等のデータベースで調べていただければわかりますが、ヒトを対象とした実験自体が水素水では相当少ないようです。追試がほとんどないため再現性に疑問が持たれます。

>これだけの「科学的研究」、科学的根拠の強い研究を列挙しながら社会の影響やらなんやらを、個人的に解釈して「作文」しているところに幻滅しました。
>これだけの研究を挙げ、総説論文の著者の意見に反して、「水素水」(論理的な包含対象は全称)が「疑似科学」であるということの意味がよく分からず、
――総評部分にもありますが、個々の基礎研究は否定しておりません。ただし、再現性を担保するための追試がほとんどないのは問題のように思います(再現性の項目などでも述べていますが)。

>例えばですね、「牛乳」では直接的な広報活動だと思える牛乳保護団体の意見を肯定的に採用し、こちらでは学術的な水素水研究団体を否定的に扱っているということです。
――牛乳との比較は正しくないように思います。水素水関連団体で問題なのは、抗議を公的な議論として扱うのではなく、内容証明郵便などの方法を用いることにあると考えます。
>個人的な主観によって結論を作文した「本評定は疑似科学的である」との評定を下しました。
――コメント中に水素水評定に対する具体的な指摘箇所がありません。mimさんの個人的な主観による批判としては受け止めます。
(回答日時:2018/01/18 12:31:39)

水素水は、毎日飲んでます。2年ほど・・
私は快便で、両親は便秘気味でした。
水素水を飲みたいと思ってから飲み続けています。
質問です
私は快便だったのですが下痢気味
両親は便秘どころか快便らしいです??
これは、副作用なのでしょうか??
(投稿者:ニーナ,投稿日時:2018/01/05 19:10:17)

ご投稿ありがとうございます。
下痢症状が水素水の副作用か、というご質問ですね。
評定本文(再現性の項)にて記載している通り、一部の研究にそうした報告もありますが、現状、副作用という総意は得られていないように思います。
また、効果についても副作用についても結果がバラバラで、一致した効果となっていないようです。

(回答日時:2018/01/12 09:52:16)

水素水についても評定をお願いします。 (投稿者:suisosuitokasseisuisosui,投稿日時:2017/08/09 09:47:06)

ご投稿ありがとうございます。現在前向きに検討中でございます。

(回答日時:2017/08/18 19:08:39)

国民生活センターが、 

健康にいいなどとして販売されている「水素水」と水素水生成器の事業者に対し、水素水を飲むことで期待できる効果をアンケートしたところ、最も多い回答は「水分補給」だった。

また、容器入り水素水10銘柄と生成器9機種を調べ、水素が検出されない銘柄や、表示されている水素濃度より低いものが生成される機種があった。そしてセンターは、販売されているものの広告の中に医薬品医療機器等法や健康増進法に抵触するものがあるとして、行政に対し表示の改善を指導するよう要望した。

国立健康・栄養研究所がホームページ上で、

俗に、『活性酸素を除去する』『がんを予防する』『ダイエット効果がある』などと言われているが、ヒトでの有効性について信頼
できる十分なデータが見当たらない。

2016年12月時点 (投稿者:国の発表では,投稿日時:2017/08/06 18:35:33)

ご投稿ありがとうございます。
行政によるこの発表はかなり大きいと思われます。また、昨年の行政のこの公表以来、水素水問題もやや沈静化しつつあるのでは、と認識しております(錯覚かもしれませんが)。
(回答日時:2017/08/18 19:11:58)

水素「水」とタイトルが書いてあるので、若干内容がずれるかと思いますが。
水素って空気中にも大量に含まれていますよね?
国際標準大気、1975年によると、0.5ppm
市販の水素水が、高濃度の物で7ppm(製造時?)
絶対的な摂取量で言えば、体内への取り込みや
毛細血管への暴露は、圧倒的に呼吸によるものの方が
多いと思いますがいかがでしょうか?
(投稿者:あぼ,投稿日時:2017/08/06 00:20:33)

ご投稿ありがとうございます。
ご指摘内容に同調しますが、正確なところはわかりませんね。そもそも、そういう観点からの測定方法があるのかも不明です。お答えになっておらず、申し訳ありませんが。
ただ、件のご指摘に関連して、「わざわざ水素を水で飲む必要があるのか」という観点から本研究にもご協力いただいている法政大学の左巻先生が面白い指摘をされています。
「水素水より「おなら」の方が水素多い 法政大教授の指摘が大反響」
https://www.j-cast.com/2016/06/28270845.html?p=all (回答日時:2017/08/18 19:13:01)

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