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グルコサミン

言説の一般的概念や通念の説明

語句説明

ルコサミンとは糖の一種で、グルコースにアミノ基(-NH2)が付いたアミノ糖である。動物の皮膚や軟骨、甲骨類の殻、キノコ類などに多く含まれている。俗に「関節の動きをなめらかにする」「関節の痛みを改善する」などと主張される[1]。本評定では、グルコサミンの健康効果としてよく謳われる「変形性関節症(膝、股関節など)」への治療効果を中心的に扱う。

  変形性関節症とは、膝や股関節の軟骨が加重の衝撃を支えられなくなったために起きる、痛みや腫れをともなう疾患である[2]。加齢とともに発病率が上がることが知られており、日本国内における患者数は1000万人とも推定される。痛みが生じやすい関節とそうでない関節があり、これはヒトの進化論的な経緯に由来すると考察されている[3]。サプリメントなどを用いてグルコサミンを経口摂取することによって、この変形性関節症の予防・治療ができるという旨の主張がよくなされる。

  本評定では、近5年(2013年~2018年)に出版されたグルコサミン摂取による変形性関節症への効果についてのメタ分析研究7件(システマティックレビュー含む)のデータを主に参考にしながら評価する。メタ分析研究についてはこちらのページを参照されたい。
  簡単な結論のみ先に触れると、グルコサミンによる変形性関節症への治療効果はほとんど期待できない。メタ分析の結果、「効果があった」とする研究においてもごく限定的な効果であることが示されている。また、研究結果の傾向から出版バイアス注1)が指摘されている。


注1)出版バイアスとは平易には、肯定的なデータばかりが出されることによって、見かけ上の効果が出てしまうことをいう。「お蔵入り効果」とも呼ばれる。詳細はこちらのページを参照されたい。

目次:

1.飲んだものがそのまま行き渡るわけではない
理論の観点:論理性(低)~(中) 体系性(低) 普遍性(低)

2.出版バイアスの影響が……
データの観点:再現性(低) 客観性(低)~(中)

3.評価手法に疑問あり
理論とデータの観点:妥当性(低)~(中) 予測性(低)

4.特定の会社のグルコサミンのみよく効く?
社会的観点:公共性(低) 歴史性(低)~(中) 応用性(低)

総評:疑似科学



理論の観点:

論理性(低)~(中)

  変形性関節症に対して、原理的にはたとえば、膝関節などにヒアルロン酸(グルコサミンが含まれる)を直接注射すれば一過性の効果は期待できるかもしれない[4]。一方、それを食べることで実現しようというのは別問題である。食べた物質がそのまま体中に行き渡るような構造に、人体はなっていないからである。これは、毒が体中に広がるのを防ぐ仕組みでもある。   

  一般的に、ヒトは一日に300~400グラムのブドウ糖(グルコサミンはブドウ糖の誘導体である)を摂取する。一方、サプリメントなどに含まれるグルコサミン含有量は1~2グラム程度である。微々たる量をいくら摂取しようと、それが広く体内に輸送されたのち、膝や股関節で十分な量のグルコサミンを確保できるか疑問である。

体系性(低)

  ある物質を摂取したのち体内にそれがそのまま反映されるのはビタミン類などのごく一部の成分における仕組みに過ぎない。タンパク質やブドウ糖は消化吸収されたのちに身体全体に必要な各物質に再生成されるため、グルコサミンを大量に摂取したからといってそれがそのままヒト体内の必要部位(症状が現れている部分)に対して再生成されるとは考えにくい。体内でのグルコサミン生成過程が希望的観測に基づいており、不明瞭な点が多い。よって、既存の別の理論と整合的な主張になっていない。

普遍性(低)

  60歳以上の米国人で変形性膝関節症を発症している人はおよそ12%であり、30歳以上では6%とのデータがある[3]。そのため、仮に治療効果があるとすれば、普遍性の高い理論である。しかし、たとえば、60歳の患者と30歳の患者とどのように効き方が違うのか、あるいは同じなのか、といった詳細は理論化されていない。現状の研究データは治療効果を示しておらず、普遍性を装っているといえる。



データの観点:

再現性(低)

  ここでは、グルコサミンによる変形性関節症への有効性として研究されているメタ分析(システマティックレビュー含む)の結果に基づいて評定する。医学・生物学分野に強い文献の検索エンジンであるPubMedを用いて調査したところ、近5年(2013年~2018年)の間に出版されたメタ分析研究は以下の7件であった(表1)。

表1 グルコサミン摂取による変形性関節症への治療効果に関するメタ分析研究(近5年、発行年順)

文献情報 主な研究内容 結果
(Wu, et al. 2013)[5] グルコサミン塩酸塩の摂取は変形性関節症の痛み軽減をもたらさないと結論。長期間摂取でも同様の結果が示唆されると結論。 効果なし
(Eriksen, et al. 2014)[6] 合計25件の研究からグルコサミン摂取による痛み軽減効果のデータが得られた。しかし、漏斗(じょうご)プロットの結果から、Rottapharm/Madaus製を用いたグルコサミン研究によって出版バイアスによる影響が強く懸念されると結論。 効果なし
(出版バイアスによる疑似効果)
(Kongtharvonskul et al. 2015)[7] RCT研究を基にWOMAC、VASスコアなどをメタ分析。グルコサミン摂取によって統計的に有意なVASスコア改善がみられたが、他の指標では改善はみられていない。 限定的に効果あり
(Singh, et al. 2015)[8] コクラン共同計画による研究レビュー。主にコンドロイチンによる効果を中心として分析(一部グルコサミンとの併用)。研究の質は低いが、グルコサミン+コンドロイチンの併用によって、変形性関節症への短期的な痛み軽減効果がみられたと結論。 限定的に効果あり
(Zeng, et al. 2015)[9] グルコサミンとコンドロイチンによる変形性関節症への有効性をメタ分析。プラセボ群と比較して、わずかに治療効果がみられたと結論。 限定的に効果あり
(Harrison-Munoz, et al. 2017)[10] これまでに出版された11件のシステマティックレビューと35件のRCTの結果から、グルコサミン摂取による変形性関節症への治療効果はみられない。また、研究の質の問題により、非常に科学的根拠が低いと結論。 効果なし
(Runhaar, et al. 2017)[11] 合計21件のRCT研究を対象にメタ分析。変形性関節症における痛みの評価指標であるWOMACを評価した結果、グルコサミンはプラセボ群と比較して、短期間(効果量-0.03[-0.15, 0.09])、長期間(効果量-0.04[-0.19, 0.10])ともに治療効果がないと結論。 効果なし

  これらの研究における対象は、変形性膝関節症が最も多く、股関節や肘への症状を対象としたものは少なかった。

  研究結果をまとめると、グルコサミン摂取による変形性関節症への治療効果はないか、仮にあったとしてもかなり限定的でわずかな効果であるといえる。一方、(Kongtharvonskul et al. 2015)など一部の研究では、痛みの視覚的評価スケールであるVASスコア注2) に有意な改善があったとしており、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)と同程度の改善効果であるとしている。

  ただし、この研究も含めた問題として、変形性関節症(膝、股関節)の程度を評価するWOMACスコアについては基本的に改善効果がないことが指摘できる。他のメタ分析でも同様の結果が示唆されているため、「効果がない」とする研究の一貫性は高いといえる。加えて、効果ありとの研究はグルコサミン+コンドロイチンによる効果であり、グルコサミン単独での結果は芳しくないようである。なお、コンドロイチンの効果については別途調査中である(2018.7.10時点)。


注2)VAS(Visual Analog Scale)とWOMAC(Western Ontario and McMasters Osteoarthritis Index)についての詳細は「妥当性」の項目にて述べている。

客観性(低)~(中)

  グルコサミンの健康効果(変形性関節症)に関して調査すると、2018年までに出版されたメタ分析研究として合計18件該当する。うち多くは「効果なし」とする結果であるが、メタ分析が行われているという点においては評価できる。たとえば、水素水(0件)やマイナスイオン(2件)と比較して「まだマシ」とはいえるだろう(両者とも2018年6月時点)。

  しかし(Eriksen, et al. 2014)にあるように、グルコサミンの効果研究では出版バイアス(お蔵入り効果)による影響が懸念されている。また、スポンサー付き研究では改善効果がよくみられ、そうでない研究では治療効果は高くないようである。
  特に、Rottapharm/Madaus製のグルコサミンを用いた研究では顕著な治療効果が報告されているが、これには出版バイアスがかなり大きく影響している。Rottapharm/Madaus(ロッタファーム・マダウス)社はイタリアを本拠地とする製薬会社である。

  このように、「効果がある」とする研究において利害関係の疑われるものが多数あることが明らかになっており、客観性を高く評価できない。なお、評価指標として用いられるVASスコアは客観性が低い疑いがあるが、その点については次項で触れる。



理論とデータの観点:

妥当性(低)~(中)

  グルコサミンの健康効果研究では、VASやWOMACといった指標がよく用いられる。VASは痛みの視覚的な評価スケールである。これは、長さ10cmの一直線を用意し、その左端を「痛みなし」、右端を「想像できる最大の痛み」として、現在の痛みがどの程度かを患者が自己評価する視覚的なスケールである[12]。一方WOMACは、質問形式で変形性関節症の程度(痛み、病態など)を評価する尺度である[13]。「階段を上る」「簡単な家事」などの事項を得点化することによって評価する。

  治療効果という文脈においては両者とも「痛みを測る」という共通概念を有しているが、これまでのメタ分析研究の結果からは、グルコサミンについて一貫した治療効果は出ていない。いくつかの研究でVASスコアに統計的に有意な改善がみられているが一貫したものではなく、また、盲検法を採用しているかどうか不明な研究も実際にある。WOMACスコアについては基本的に否定的な結果である。こうした結果より、妥当性は(低)~(中)評価とする。

  ただし、このように研究結果がバラつくのは、そもそも「痛み」という主観性をともなう状態を評価しにくいことに起因していると思われる。客観的で妥当なデータ収集が難しい対象であるため、概念的枠組みの設定がかなり困難なのである。グルコサミンの事例は、究明対象における研究デザイン(評価指標や分析方法)の見極めの重要性を表しているともいえるだろう。

予測性(低)

  変形性関節症のリスク因子には主に、加齢、肥満、遺伝、外傷、職業的な要因などがある[3]。たとえばグルコサミン摂取によって関節症への予防効果を目指すのであれば、こうした対象に対して条件を細かく設定したうえで追跡調査実験を行う必要がある。

  実際、サプリメントで販売されている製品の謳い文句では「今後の健康のために」といった主旨の宣伝がよく目立つ。しかし、これまでのところ、グルコサミン摂取による予防効果を示したメタ分析研究は出版されておらず、効果が確認されているとはいえない。

  また、治療効果という意味においても、いくつかのメタ分析では、グルコサミンによる治療期間別に評価しているが、「短期間」「長期間」といった大雑把な括りですら肯定的な結果は出ておらず、どのような場合にどの程度グルコサミンが有効であるかという理解に至ることができない。



社会的観点:

公共性(低)

  日本において、たとえばグルコサミン塩酸塩は、国の「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質」として指定されている[14]。これは食薬区分において、医薬品的効果を謳わなければ食品衛生法の管理下に置かれるという意味である。   

  逆に「専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)リスト」にカテゴライズされているものは、いわゆる健康食品として使用できない(こちらは「医薬品医療機器等法(旧薬事法)」の規制の対象となる)。より厳格な医薬品医療機器等法に抵触しその規制を受けてしまうため、「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質」に区分されているものにおいて、その効果について強い主張は行いにくいはずである。   

  しかし、これはグルコサミンに限らないことではあるが、以上の事実を逆手に取り、サプリメントとして広く流布されることを肯定するかのような主張がよく見られる。主にマスメディアを利用した宣伝戦略に顕著であり、こうした実態が一般市民に正しい知識を習得する機会を失わせる要因ともなっている。   

  グルコサミンに関していうと、Rottapharm/Madaus社製のグルコサミンを用いた研究では肯定的な効果が出て、それ以外の研究では出ないといったメタ分析の結果がこの問題を端的に表している。研究不正とまではいえず、事実、こうした研究も論文撤回などにはなっていないが、データの質の面から問題が指摘できる。

歴史性(低)~(中)

  確認できる中で、グルコサミン摂取による治療効果のRCT研究で最も古いものは1980年に出版された研究である[15]。一方、(日本)社会的には、健康食品のテレビCMが人気を博したことで、どちらかというと無批判なまま受け入れられてしまった感がある。特に、機能性表示食品制度開始以降、こうした問題は顕在化しているようである。
  ネットメディアを中心に、科学研究を引用しつつグルコサミン効果に懐疑的な記事も最近ではいくつか出ているものの[16]、社会的に十分な議論とその理解に至っているとは未だ言い難いのが現状である。

応用性(低)

  変形性関節症の治療は薬物療法のほかに、非薬物療法や運動療法、ときに鍼などの代替療法が選択されることがある[3]。変形性関節症は機械的に進行する疾患であるため、疼痛間接に対する負荷を変えるか、関節保護組織の機能改善が目指されるのである。どれも画一的な治療法とはいえず、複数の治療を組み合わせて全体の改善を目指すのが一般的のようである。特に、薬物療法として用いられるNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)にはやや強い副作用が高確率で現れるため、服用で得られる効果と副作用とを十分に考える必要がある注3)。こうした意味で、グルコサミン摂取に期待する考え方にも一定の理解はできる。

  しかし、再現性の項目にあるように、グルコサミン摂取による治療効果はないか、あったとしても非常に小さい効果である。「痛み」には自己の主観介入が避けられえないため、多少の心理的な作用は期待できるかもしれないが、変形性関節症の治療としてあえてグルコサミンを選択する理由はほとんどないだろう。


注3)反面、非ステロイド性抗炎症薬にはかなりの鎮痛効果があり、ほかの方法ではまったく改善がみられなかった患者が、劇的に痛みが軽減することがよくある。



総評:

疑似科学

タ分析の結果から、グルコサミンによる変形性関節症への治療効果は期待できないと判断できる。痛みに関する一部のスコア改善はみられるものの一貫した結果ではなく、別の指標ではほぼ一貫して改善効果がみられていない。関節症への対策としてグルコサミンを摂取する意義はないだろう。

  また、メタ分析の結果、出版バイアスの影響が強く疑われることが明らかとなっている。グルコサミン研究では一部の製品を用いた場合にのみ肯定的な結果が出る傾向にあり、データの信用性といった意味の問題も指摘できる。商品販売を前提化したうえでの研究成果といった問題の構図が見いだせる事例といえる。

参考文献:

  • [1]国立健康栄養研究所(https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail24.html)
  • [2]整形外科治療専門情報サイト(http://www.jinko-kansetsu.com/pain/knee/oa.html)
  • [3]David T. Felson著/安田義、羽生忠正訳(2009)「変形性関節症」『ハリソン内科学第3版』メディカル・サイエンス・インターナショナル,2229-2237.
  • [4]楊鴻生、松田泰彦他(2006)「変形性膝関節症における膝関節内注射による QOL評価」『臨床リウマチ』18,pp.175-180.
  • [5]Wu D, et al. (2013). Efficacies of different preparations of glucosamine for the treatment of osteoarthritis: a meta-analysis of randomised, double-blind, placebo-controlled trials., Int J Clin Pract., 67(6):585-94.
  • [6]Eriksen P, et al. (2014). Risk of bias and brand explain the observed inconsistency in trials on glucosamine for symptomatic relief of osteoarthritis: a meta-analysis of placebo-controlled trials., Arthritis Care Res., 66(12):1844-55.
  • [7]Kongtharvonskul et al. (2015). Efficacy and safety of glucosamine, diacerein, and NSAIDs in osteoarthritis knee: a systematic review and network meta-analysis., European Journal of Medical Research., 20:24.
  • [8]Singh JA, et al. (2015). Chondroitin for osteoarthritis., Cochrane Database Syst Rev., 28;1:CD005614.
  • [9]Zeng, C. et al. (2015). Effectiveness and safety of Glucosamine, chondroitin, the two in combination, or celecoxib in the treatment of osteoarthritis of the knee., Scientific Reports., 5, 16827.
  • [10]Harrison-Munoz S, et al. (2017). Is glucosamine effective for osteoarthritis?, Medwave 17:e6867.
  • [11]Runhaar J, et al. (2017). Subgroup analyses of the effectiveness of oral glucosamine for knee and hip osteoarthritis: a systematic review and individual patient data meta-analysis from the OA trial bank., Ann Rheum Dis., 76:1862-1869.
  • [12]日本ペインクリニック学会「痛みの基礎知識」(https://www.jspc.gr.jp/igakusei/igakusei_hyouka.html)
  • [13]日本医療機能評価機構「(旧版)変形性股関節症診療ガイドライン」(https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0063/G0000172/0026)
  • [14]厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/iyakuhin/index.html)
  • [15]Crolle G, D'Este E. (1980). Glucosamine sulphate for the management of arthrosis: a controlled clinical investigation., Curr Med Res Opin., 7(2):104-109.
  • [16]現代ビジネス(2018)「市場からグルコサミン関連のサプリが次々と消えているワケ」(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55086)
  • 情報提供、コメント、質問を歓迎します。

    (最終更新日時2018年10月5日)

    投稿

    投稿&回答

    >>軽度の変形性膝関節症の治療においてのみ有効性が示されているが、重篤な症状が改善したとの研究報告はない。
    は論理的に納得できるのですが。

    >>軽度の変形性膝関節症の治療においてのみ有効性が示されているが、予防効果はない。
    は少々おかしくないでしょうか?
    パンと手を打ち鳴らした瞬間に症状が始まるのならともかく、
    症状の無い状態から軽度の状態へと移行する時期が必ず存在する以上、
    ・軽度の症状に効果あり&予防効果あり
    もしくは、
    ・軽度の症状に効果なし&予防効果なし
    このどちらかになるはずですが。 (投稿者:シャー,投稿日時:2018/06/11 13:13:15)

    ご投稿ありがとうございます。
    有益なご指摘ありがとうございます。そうですね。評定では「治療」と「予防」を分けた記述をしたつもりですが、逆にわかりにくくなってしまったかもしれません。言い訳ですが、国立健康栄養研究所の見解にあるように、グルコサミンについてはいろいろな結果が混在している状態なのです。
    参考:
    https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail24.html
    また、本サイトではグルコサミンについて現在追加調査中でありまして、近く大幅に評定内容を変更する予定ですので、ご意見は参考にさせていただきたいと思います。なお、まだ調査段階であるのですが、最も最近出版された信頼性の高いメタ分析研究では、グルコサミンによる治療効果(痛みの緩和)はないようですね。なので評定も、より強く「治療効果なし」「予防効果なし」との総評になる可能性があります。
    参考:
    Runhaar, et al. (2017). Subgroup analyses of the effectiveness of oral glucosamine for knee and hip osteoarthritis: a systematic review and individual patient data meta-analysis from the OA trial bank., Ann Rheum Dis., 76(11):1862-1869
    (回答日時:2018/06/27 21:02:12)

    有意義なサイトを構築されておられることに敬意を表します。生命現象は遺伝情報の発現に関する「セントラルドグマ」に則って展開します。この生命の摂理を常に意識されて今後も活動されることを願います。【タンパク質やブドウ糖などは消化吸収されたのちに身体全体に必要な各物質に再生成されるため、グルコサミンを大量に摂取したからといってそれがそのままヒト体内の「必要部位(疾患を抱えている部分)」に対して再生成されると考えるのは楽観的で希望的観測である】とありますが、一低分子化合物であるグルコサミンやブドウ糖と、遺伝情報によって作られる「情報高分子」であるタンパク質は同列に扱わない方がよいと思います。生物は、生きていくために必須の機能分子である莫大な種類のタンパク質を各遺伝子が指定する順番でアミノ酸を繋げることによって作ります。遺伝子の指令によって細胞の中で重要なタンパク質を作るのが生命の摂理であり、コラーゲンも「酵素(一般名詞としての酵素には意味がありませんが)」も経口摂取してもそのまま働くものではありません。それに比べて、グルコサミンは遺伝物質でも高分子物質でもありません。経口摂取の後、一部は代謝や分解されるでしょうが、原理的には、何らかの効果があっても不思議ではありません(実際にどうかは別問題で、あくまで原理の問題です)。この区別はとても大事だと思います。グルコサミンやブドウ糖に再生成という概念は持ち出さない方がよいと思います。因みに、タンパク質も「再生成」されるわけではありません、「自分の」タンパク質を新たに作るわけです(タンパク質と言う言葉自体にも意味がありません、どのタンパク質か(どの遺伝子の産物か)ということが重要です)。 (投稿者:MB,投稿日時:2016/07/14 08:23:44)

    (回答日時:)

    (回答日時:2016/06/01 17:10:52)の回答に対するコメントです。
    > 国立健康栄養研究所の「総合評価」において、変形性膝関節症への有効性が示唆されているとは書かれていないようですがいかがでしょうか。
    以前の私のコメントを引合いに出し、上記のコメントをしている事から推測すると、もしかして回答者様は変形性膝関節症について理解せずに回答を書いておられますか?変形性膝関節症と骨関節炎の関係をちゃんと調べて頂けば、私が指摘している意味が分かると思います。
    > 改訂すべき個所とその草案をいただけないでしょうか。それによって改訂作業も捗りますし、また、議論すべき箇所も明確になると思います。
    ごめんなさい。サイト運営側ではないので、そこまでやってあげる義理はありません。情報提供した事を精査し、ご自身でちゃんと更新していきましょう。学生の内から楽をしようとしていたら、社会に出て通用しませんよ。いいサイトになるよう頑張って下さい。
    (投稿者:情報提供者,投稿日時:2016/06/03 09:35:03)

    >変形性膝関節症と骨関節炎の関係をちゃんと調べて頂けば、私が指摘している意味が分かると思います
    ーーすみません。わかりません。「骨の炎症」あるいは「関節炎」という意味では括ることができるでしょうが、そういうことですか?というよりそもそも、「骨関節炎」では幅が広すぎ、何を指しているのかちょっとわかりにくいようにも見えますね。
    また、国立健康栄養研究所における有効性の「総合評価」には、
    (注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
    このような記載もあり、情報提供者さまのこれまでのコメントに見るような「有効性は示唆されている」ということを担保できるものでもないように思います。

    >ごめんなさい。サイト運営側ではないので、そこまでやってあげる義理はありません。情報提供した事を精査し、ご自身でちゃんと更新していきましょう。学生の内から楽をしようとしていたら、社会に出て通用しませんよ。
    ーーええ。まったくおっしゃる通りだと思います。
    ただ、惜しむらくは、情報提供とされつつ、その実、議論においても「優位に立とうとされてしまった」ことでしょうか。
    非常に参考になるご意見、ありがたく思っていますが、「情報提供」とされるならば、最後の言及は必要なかったのではないでしょうか。単に「暇がない」「義理がない」とのお返事だけで十分で、そのあとの私個人への言及(ととれるもの)が、かえって議論を誘発させてしまっているように思うのですが……。
    出過ぎたことを言いましたが、ご自身の「立ち位置」は明確にされたほうがよいかと思います。 (回答日時:2016/06/03 11:14:38)

    (回答日時:2016/06/01 16:56:21)の回答に対するコメントです。
    残念ながら、国立健康栄養研究所にある情報が全てではありません。情報源が偏っているから、このページの情報が偏ってしまっているのです。他人がまとめたページを鵜呑みにするのではなく、こういうHPを作るのであれば、ご自身でPubmed等で文献検索をして情報収集をした後、ページを作成しては如何でしょうか。

    (回答日時:2016/06/01 16:56:39)の回答に対するコメントです。
    リンク先のFDAのページを確認するよう要望しましたが読んでおられますか?ざっくり読んだ感じですと、このページはグルコサミンの効果について、肯定や否定しているページではなく、Rotta社がFDAに変形性膝関節症などのリスク低減表示について許可申請をして、それに対してFDAが提出された情報では科学的根拠が薄いので許可できないという内容ではないでしょうか?(ゆっくり読む暇がなかったので、間違ってたらすいません)
    そもそもアメリカではグルコサミンが膝関節向けのサプリメントとして日本よりも堂々と売られているのはご存知ですか? (投稿者:情報提供者,投稿日時:2016/06/02 15:16:03)

    >残念ながら、国立健康栄養研究所にある情報が全てではありません
    ーー??論点がズレているような気がするのですが……。
    情報提供者さま:「データの客観性」と「データ収集の理論的妥当性」についての要望を出させて頂きます。
    記載されている情報の元になった出典を教えて頂けないでしょうか。

    たとえば、国立健康栄養研究所におけるグルコサミンの有効性について、少なくとも「変形性膝関節症」については肯定的であるとのレビューはほとんどないように見受けられます。

    残念ながら、国立健康栄養研究所にある情報が全てではありません。情報源が偏っているから、このページの情報が偏ってしまっているのです。

    こちらは、「出典を……」とのご意見に対する返答ですので、このレスポンスでは意味をなさないように思います。また、別のコメントにおいては、
    >信頼できる団体である国立健康・栄養研究所のグルコサミンページの総合評価を見る限り、「有効性が示唆されている」となっており、HPの記述と矛盾しておりますが、
    ーーともあり、これでは筋が通らないようにも思います。
    >Rotta社がFDAに変形性膝関節症などのリスク低減表示について許可申請をして、それに対してFDAが提出された情報では科学的根拠が薄いので許可できないという内容ではないでしょうか?
    ーーこれは、対象リンクのネーミングに問題がある、というご意見だという認識でよいでしょうか。確かに語弊がありますかね。改訂します。
    (回答日時:2016/06/03 10:38:20)

    (回答日時:2016/06/01 16:42:42)の回答に対するコメントです。
    プラセボの異常値というのは、プラセボの改善率が明らかにおかしな数字だという事です。私の主観かもしれませんが、通常プラセボの改善率が60%もあれば、プラセボ効果以上の何かが起こっていると考えられませんか?

    (回答日時:2016/06/01 16:55:08)の回答に対するコメントです。
    > こういう問題は潜在化しているようには考えられないでしょうか?
    そう考える事ができると思いますが、だから疑似科学だという結論に至るのとは違うと思います。
    > 過去に「あんち」さんへの回答における「意味」とは矛盾するのではないでしょうか?
    「あんち」さんはグルコサミンが配合されている医薬品について「医薬品承認のルートに何らかの抜け道・欠陥があるのでしょうか?」とのご質問でしたので、コンドロイチンを医薬品にする事、グルコサミンを医薬品添加物として配合する事はルール上問題が無い事をお教えしたにすぎませんので特に矛盾はないと思いますけど・・・。私の文章が下手過ぎて変な「意味」に捉えられてしまったのだったら申し訳ありません。

    (投稿者:情報提供者,投稿日時:2016/06/02 13:49:56)

    >私の主観かもしれませんが、通常プラセボの改善率が60%もあれば、プラセボ効果以上の何かが起こっていると考えられませんか?
    ーーすみませんが、よく知らないのですが、グルコサミン研究においては、通常プラセボの改善率が60%以上あれば、「プラセボの異常値である」と考えるような、何か「総意」のようなものがあるのでしょうか?

    >医薬品承認のルートに何らかの抜け道・欠陥があるのでしょうか?」とのご質問でしたので
    ーーなるほど。理解しました。
    (回答日時:2016/06/03 10:19:35)

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