ホーム » 自己啓発 » 血液型性格診断

血液型性格診断

言説の一般的概念や通念の説明

語句説明

 血液型性格診断とは、一般的にABO式血液型として知られている分類法によって、社会生活におけるヒトの性格を特定できるといった言説である(他に「血液型性格判断」「血液型性格分類」などともされるがこれらのいずれも明確な定義が与えられてはいない)。つまり、「ABO式血液型」という要素“が”特定のヒトの「性格」に影響を与えている、としているものである。
 まず、ABO式血液型について簡単に説明する。ヒトの血液細胞の中で最も大量に存在するのは赤血球であり、この赤血球の細胞膜表面には個人がもっている遺伝子によって表現される血液型物質がある。1900年、オーストリアの研究者であるラントシュタイナー(K.Landsteiner)によってこれが研究され、彼は血液型を4種類(A型、B型、AB型、O型)に分類できることを発見した(1)(2)。
 以上が現在一般認知されているABO式血液型の基本原理である。ちなみに、A、B、Oとは遺伝子を意味しており、メンデルの遺伝法則にしたがって個人を標識する抗原である。そのため、AAまたはAOの組合せでA型に、BBまたはBOの組合せでB型に、OOの組合せでO型に、ABの組合せでAB型になる。
 血液型性格診断は、上述の血液型の4区分から特定のヒトの性格や相性を説明でき、それを日常生活においても活用できるといったものが一般的によく知られているものであり、本項目においても基本的にはそういった一般通念を踏襲したものを“評定の対象”とする(3)(4)(5)。
 加えて、本言説の議論にてしばしば見受けられるアンケート調査などの統計的調査における本言説の有効性、血液型と疾患との関連性、今後の研究可能性においても言及しながら評定を進める。
 血液型性格診断言説においては諸説入り乱れているのが実態だが、能見氏の「血液型人間学」など(3)(4)と、医学・疫学・遺伝的観点からの「血液型」と「ヒト」との成果は明確に区別しながら記述する。

効果の作用機序を説明する理論の観点

理論の論理性 (低)

 そもそも、血液型性格診断における「性格」が何を意味しているのかが不明であることが最大の問題点といえる。「性格」とされるものの定義が不明瞭であり、たとえば“誰の”“どのような状況における”“どういう対応をすることから”“こういう「性格」であると定める”という一般化はなされておらず、どうとでも上手く解釈できる曖昧なもの全般を「性格」と表している(5)。これでは理論を一般化できず、科学性の評定としては致命的である。
 また、ABO式血液型については本項冒頭にて記述したが、果たしてこの区分が如何に人間の性格として反映されているのか、という理論への疑問に対する合理的な説明は今のところないという指摘もできる。たとえば、心理学的知見からたびたび指摘されている「バーナム効果」や「自己成就」については、肯定派において十分な議論がされていない、あるいはそれらの概念の誤用による反論が見受けられ、理論面において充実した議論は行われていないことが推察できる(6)(7)(8)。
 さらに、血液型性格診断の理論においては、その内部においてすら矛盾が見られ、科学性を評価できる理論体系をなしていないことすら指摘できる。たとえば、過度な血液型性格診断信奉者においては「血液型十戒」なるものを理論的な標ぼうとしている(5)のだが、そこでは、「8. 血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である。」としつつ、その2においては「2. 血液型は気質の素材。従って性格はいかようにも料理出来ることを知ろう。」や「9. 血液型は心の科学。性格や未来を占うものではないと知ろう。」などといった内部においても論理性の乏しい説明が多々見受けられる。このように、科学性とはおよそかけ離れた理論を選択していることが言説全般的に見受けられる。
 血液型と疾患や体質にまで話を広げても、今のところ論理性を高く評価できる要素はない。特定の疾患に対する罹患率の違いや耐性についての研究なども、因子の解明や理論構築まではなされていないのが実情だ(9)(10)。
 ABO式血液型で性格診断を行うということは、ヒトを4つの分類に細かく類型化する(できる)ということなのだが、それに対する合理的な説明を見出すことができないのが現状である(そういう意味では、血液型と疾患の研究においては一定の評価を下すことはできる)。

理論の体系性 (中)

 ABO式血液型が既存の学術体系から逸脱した理論であるとは断定できない。人間の体内には大量の赤血球が存在し、その赤血球それぞれにA、B、AB、Oの各型に特有の糖鎖が付いている(ここでの糖鎖とはN-アセチルガラクトサミン、d-ガラクトース、アセチルグルコサミン、フコースによる分子構造を表す)。この点に関するかぎり、生化学的には血液型でそれぞれ全く違った機能をもつとも主張できる。
 しかし、それを正当化するのなら、血液型以外にも分類する要素は数多くありそうだ。仮に血液型のみに注目しても、Rh式やli式、MN式などの識別法もあり、げんに臓器移植などの場合にはこれら多くの要素を考慮する(11)(12)。こう考えると、ABO式のみによって性格にまで言及する理論は、他の知見との整合性が低いと思われる。
 さらに、ヒトの性格について、ABO式血液型を主軸として説明する、という理論選択に合理性を見出すことも難しい。ヒトの「性格」については今も多くの議論があり、「性格」とはどういう要素から構成されているのか、といった問いを考える場合、いわゆる複雑系であることや、進化心理学などでよく知られる「心のモジュール性」(13)(14)という概念として考える方が“ABO式血液型”を持ち出すよりも遥かに整合性が高い。 たとえ、ABO式血液型が「性格」における一要素であったとしても、わざわざ血液型性格診断を「性格」における主理論として採用する必然性はなく、このような言説に依存しなければならない積極的な理由を見出すことはできない。
 ただし、ABO式血液型と進化生物学との相関性や特定疾患への罹患率といった研究が近年報告されていることは注目すべきことだろう(9)(10)。たとえば、A型の遺伝子は免疫機能が低くなる遺伝子と共起する確率が高いので、抗原をなるべくしりぞけようと神経質な性格が共進化したという理論は、進化論、あるいは生物学などと整合的である(10)。その点を考慮したうえで体系性は中程度と評価する。

理論の普遍性 (低)

 特に能見氏を源流とする「血液型人間学(≒血液型性格診断)」においては、それが“誰にでも普遍的に適応可能だ”としているが、言説の実態がつかめない。全般として、“何となく○○型はこんな感じ”という大雑把な情報しか提供されておらず(3)(4)(5)、普遍性を推し量ることはできない。思い込みや社会通念が先行しており、理論的な実像がつかめないのである。これでは普遍性を評定する以前の問題だろう。

実証的効果を示すデータの観点

データの再現性 (低)

 能見正比古氏の著書(研究論文ではない)や「ABOの会」にて、血液型性格診断に関する肯定的な主張がこれまでに何度も発表されている。しかし、データの再現性という観点において、高評価を与えられる水準に達しているとはいえない。
 たとえば、血液型性格診断の源流の一つである能見氏は、自著へのアンケート調査(数万人規模、としているもの)にて再現性を保証できるとしているが、そもそもそのようなアンケートを“能見氏”に送る“対象”がサンプルとして偏っている(平たく言えば、能見氏の信奉者である)というバイアスを排除するような厳密性のあるものではない(3)(4)。血液型性格診断の関連団体である「ABOの会」の主張においても、一万人規模のアンケート調査で統計的有意差が出たとの報告もあるが、前述したような「バーナム効果」「予言の自己成就」「確証バイアス」「F・B・I効果(フリーサイズ・ラベリング・インプリティング効果)」といった、心理学で広く知られた効果が排除された実験デザインがとられていない。
 一方、血液型性格診断に否定的な研究データは数多く積み重ねられており(能見氏の著書においても統計的に有意な差がなかったデータもある(3))、肯定的なデータよりも信頼がおける(15)(16)(17)(18)(19)(20)。
 ただし、血液型と疾患といったことにまで言説の対象範囲を広げると、2009年にアメリカ国立がん研究所が膵臓がんの危険因子と血液型の相関性についての研究報告をしていたり(21)、2000年に科学誌「ネイチャー」にてO型と非O型の胃がんに対する見解が述べられていたり(9)と、再現性において評価できる研究も存在する。まだまだデータ不足という面もあり、一概に評価できるものではないが今後の研究可能性としては期待の持てるものだろう。
 しかし、これらの研究は能見氏等の血液型性格診断を補強するものとは言えず、医学・生理学などにおける研究成果とするのが一般的だ。
 したがって、「血液型性格診断」の再現性は低評価とするが、これは前述の「血液型」の医学的な側面のデータを否定するものではない。

データの客観性 (低)

 肯定派の提示する研究報告においては、信奉者による主観的な感想、統計調査における標本抽出の偏り、研究対象の未特定化、「自分はA型だから神経質だ」という性格の自己成就などの可能性が指摘できる(3)(4)(16)(18)(20)。したがって、血液型性格診断の中心的言説であるABO式血液型“が”「性格」やその傾向性に影響を与えている、としていてもその客観性は低い。
 また、医学・生理学的知見からも言説全体に対して同様の指摘ができる。例をあげると、近年、疫学的にピロリ菌(慢性胃炎など胃疾患の危険因子)保菌者にA型が多いことが指摘されている。血液型性格診断によるとA型の典型的な特性は「神経質」だということが主張されており、その根拠として胃痛の多さなどがデータとして挙げられている(9)(10)。しかし、血液型性格診断で言われているようにA型の人が「神経質」である“がゆえに”胃痛になりやすいのか、それともA型にはピロリ菌保菌者が多くそれによって胃痛が引き起こされるため“結果的”に「神経質」な人が多いように見えるだけなのか、といったことを客観的に区別できるような研究手法は採られていない(前者であれば「血液型性格診断」の成果といえるが、後者ならば改めて議論が必要である)。
 現在の心理学分野と、医学・生理学分野は個々に独立しており、「血液型」と「性格」を連携させた研究方法はまだ未熟ではある。ただし、今後の研究次第(たとえば遺伝学的な)では血液型とヒトの性格との関連性について客観的なデータが示される可能性もなくはないことは追記しておく。

データと理論の双方からの観点

データ収集の理論的妥当性 (低)

 血液型性格診断において、肯定的なデータが妥当に収集されているとは言えない。繰り返しになるが、心理学でよく知られている「自己成就」や「バーナム効果」などの要因を排除した形の実験デザインが採られておらず、このような指摘に対して“反論”できる体制が整っていない。

理論によるデータ予測性 (中)

 現在、能見氏を原点とする「血液型性格診断」が科学的手順を踏まえて研究されているとはいえず、予測性は低い。今一般認知されている血液型性格診断はほとんど文化として根付いてしまっており、もはや科学性を論じるに値しない言説と化している。
 一方、血液型と疾患については医学・疫学的観点から比較的研究が進められており、成果といえるものも出ている。たとえばコホート実験などの医学疫学において信頼できる研究方法から、血液型による膵臓がんリスクの違いといった発表(9)もされており、この点では予測性は高いと評価できる。さらに、進化生物学的観点から血液型とマラリアやコレラとの関連性(10)も若干ではあるが報告されている。
 予測性は中程度と評価するが、これは医学・疫学・遺伝的な成果を高く評価したためであり、このような分野の評価に重点を置いたものである。

社会的観点

社会での公共性 (低)

 日本において血液型性格診断が一般認知され始めたのは、1970年に出版された能見正比古氏による「血液型でわかる相性」からである(4)。これ以前にも1927年に「血液型と気質の研究」と題する研究論文が古川竹二氏(女子高等師範学校教授)によって発表されていたが(6)、継続的な研究が始まったのは前述の能見氏による著書が初めてであり、現在では氏が設立した「ABOの会」という団体が血液型性格診断について肯定的な主張を繰り返している(現在では「ABOセンター」が実質的にその意味を引き継いでいる(5))。
 しかし、利害関係のない公共性の高い研究においては、血液型性格診断はたびたび否定されており、肯定派において同様の水準に達している研究報告は現在のところない。したがって、社会での公共性は低評価とする。

議論の歴史性 (低)

 上述したように、現在の血液型性格診断の社会における広まりは、能見正比古氏の著書にみることができる。それを発端として1970年代から血液型性格診断の科学性の議論もさかんに行われてきた。たとえば心理学分野は血液型性格診断に強く反発しており、否定的な研究発表も多くある(「日本パーソナリティ心理学会」においてはホームページ上にて、血液型性格診断に対して懐疑的な意見文を掲載している(22))。
 一方で、血液型性格診断を積極的に肯定する立場(科学的なものだとして)の多くは能見氏の言説に依存している様子が見受けられ、また、そういった科学性を謳う言説において、“主張の責任を請け負っていない”ことが問題点として挙げられる。たとえば「A型の人は神経質だ」といった主張に対して、「A型なのに神経質でない」という事例(データ)が得られたときにも「100%正確に診断できるわけではない」や、他の全く指標の異なったデータを持ち出して「このデータを担保にできる」などである(現に、肯定派においてはこれが横行している)。このように反証データを得ても、そうしたものに対して無反省であり、科学性が議論できる構造とはいえない。
 以上より、議論の歴史性は低いと評価する。

社会への応用性 (低)

 血液型性格診断が社会において有効的に活用されているとはいえない。そもそも、血液型による性格の傾向性を重視しているのは日本人がほとんどであり、世界的にみると血液型性格診断という概念すら一般的ではない。にもかかわらず日本社会では、ブラッドタイプハラスメントといったものを始めとして人々に対する差別や偏見を助長させる要因の一つとなってしまっているのが実態である(6)(23)。
 また、血液型性格診断はヒトの性格を4種類の血液型の中から“当てる”という占いのような娯楽だと受け取ることもでき、そこに科学性を乗せてしまうと人が感じる快不快の度合いも大きくなってしまうだろう。結果として、人間関係を円滑に進めるうえでの弊害ともなりかねない。
 ただし、これは一概に血液型性格診断のみの功罪とはいえない。たとえば、仏滅に結婚式を挙げる人はまずおらず、一般的に友引に葬式は行わない。このように大衆心理は科学とは無縁に働いており、血液型性格診断が控えめな誤信として機能している分には、科学がそれを排斥する必要まではないだろう。
 しかし、血液型性格診断においては企業の採用といった、人生の大きな岐路でも使用されており、とても控えめという表現で収まっているものではない。このような実情を考慮すると、あえて社会への応用性は低いと評価すべきだろう。

総評

疑似科学

 現在一般認知されている「血液型性格診断」は疑似科学だと位置づけられ、そこで語られているものに科学的根拠は全くないといってよい。たびたび指摘したが、血液型性格診断の最大の問題点は、能見正比古氏の著書「血液型でわかる相性」「血液型人間学」などが流行りすぎてしまったことだろう。能見氏の言説の流行が多くの過激な信奉者を生みだしてしまい、それに対抗する形で主に心理学界からの強い反発が繰り返し行われてきた。このような構図から、心理学界の過剰ともいえる「血液型」嫌いという問題も発生してしまい、健全な議論ができる土壌がない、あるいは良心的な研究者の芽をも摘んでしまっているということは考慮に値する(24)。
 そうした中で、医学・疫学・遺伝的観点や進化生物学的視点からは角度の異なる考察をすることもできる。
 医学領域としての血液型とヒトの研究は1950年代~1970年代初頭までは比較的行われており、多くの疾患と血液型との関連性について様々な議論が繰り返されてきた。そんな折、先の能見氏による著書が爆発的にヒットし、しかもそれを科学だとして主張し一般大衆の誤解を招いた。このような経緯は前述の通りであり、それが多くの研究者を血液型の研究から離れさせてしまい、血液型性格診断を疑似科学の象徴として扱う風潮に、医学界においても繋がった。現在では、血液型について言及できるのは輸血と臓器移植の際のみであり、血液型の話題さえ嫌う医師もいるという状況でさえある(10)。
 しかし、「血液型」と「疾患」、「血液型」と「進化」、「血液型」と「遺伝」といったことについて研究されたものの中には信頼のおけるものも多くあり、今後の研究可能性が幅広いことは肯定材料だろう。さらに、特定疾患へのリスクの違いや、免疫機構の違いなど、遺伝的な説明によって応用性の高いものにもなりうる。
 ヒトの「性格」という言説における明らかな論理的飛躍には注意する必要があるが、少なくとも血液型と人間機能の関連を研究する価値や意味は、心理学から指摘されているほど順位の低いものではないだろう。今後の研究次第では、たとえば血液型と疾患といったアプローチからヒトの気質にまで科学的合理性を保った言及がなされたとしても、それほど不自然ではないだろう。
 ただし、繰り返しになるが、現在広く一般認知されている「血液型性格診断」における科学的根拠は乏しく、疑似科学であると評価する。

参考文献:

(1)『よくわかる 最新血液型の基本としくみ』 松尾友香
(2)『絵でわかる血液のはたらき』 八幡義人
(3)『血液型人間学』 能見正比古
(4)『血液型でわかる相性』 能見正比古
(5)http://www.human-abo.org/#!aboutus/cktc 一般社団法人 ヒューマンサイエンスABOセンター
(6)『なぜ疑似科学を信じるのか』 菊池聡 化学同人
(7)季刊『理科の探求』左巻健男 2015春号 特集 ニセ科学を斬る!リターンズ p50-109(p56-61)
(8)『心理テストはウソでした』 村上宣寛
(9)『血液型で分かる なりやすい病気なりにくい病気』 永田宏
(10)『血液型の科学』 藤田鉱一郎
(11)http://www.jrc.or.jp/donation/first/knowledge/ 日本赤十字社 血液の基礎知識
(12)https://hospital.city.sendai.jp/department/mame05.html 仙台市立病院 診療科のご案内 「第5回 血液型のはなし-ABO式血液型-」
(13)http://plato.stanford.edu/entries/modularity-mind/ Stanford Encyclopedia of Philosophy 「Modularity of Mind」
(14)『だまされ上手が生き残る 入門!進化心理学』 石川幹人  光文社
(15)「血液型と性格の無関連性」縄田健悟(2014)
(16)「血液型性格判断はなぜすたれないのか」 山下玲子 武蔵大学 社会学部
(17)血液型性格判断の差別性と虚妄性(自主企画(2)) 山岡重行 大村政男 浮谷秀一
(18)「Blood-typical personality stereotypes and self-fulfilling prophecy」Sakamoto, A., Yamazaki, K.(2004)
(19)「血液型による性格の相違に関する統計的検討」松井 豊(1991)
(20)Blood-typical Personality Stereotypes and Self-fulfilling ProphecyAkira SAKAMOTO Kenji YAMAZAKI 2002
(21)http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19648918 Genome-wide association study identifies variants in the ABO locus associated with susceptibility to pancreatic cancer.
(22)日本パーソナリティ心理学会血液型性格診断に関する意見文 公益社団法人 日本心理学会
(23)テレビ番組が増幅させる血液型差別 山岡重行
(24)『よい教育とは何か』 西条剛央 京極真 池田清彦

・(ダメな大人にならないための心理学 山岡重行)『書評』野崎瑞樹
・『機関誌「心理学ワールド」52号 2011年1月号 特集/偏見とステレオタイプの心理学』
・『血液型の迷路』 大西赤人
・『性格を科学する心理学のはなし』 小塩真司
・「血液型性格判断の妥当性の検討(2)」 白佐俊憲
・『科学技術をよく考える -クリティカルシンキング練習帳』 伊勢田哲治 戸田山和久  調麻佐志  村上祐子 名古屋大学出版会
・『新編 血液型と性格』 大村政男 福村出版

情報提供、コメント、質問を歓迎します。

(最終更新日時2015年8月17日)

投稿

投稿&回答

少々失礼かもしれませんが、横から失礼します。
>「科学コミュニケーションの失敗例」としてとらえていただければと思います。(回答日時:2019/02/04 20:19:13)
ーー率直に申し上げて「科学コミュニケーションの失敗例」ではないことは、管理者さんもおわかりかと思います。
単純に、大学教養レベル(下手をすると高校レベル)の統計学を理解していない発言者が多いのではないのでしょうか?
コミュニケーションが成り立つためには、当然のことですが、双方の共通理解が必須です。
しかし、私が統計の話をしても、多くの人が大学教養レベル(下手をすると高校レベル)の統計学を理解していないらしく、ほとんど会話が成り立ちません。
そうだとするなら、コミュニケーション以前の段階ではないのでしょうか?(回答日時:2019/02/04 20:19:13)
>Gijika.comの本格公開は2月下旬を予定しております
お疲れ様です。私も大いに期待しています。 (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2019/02/04 21:36:35)

(回答日時:2019/02/06 18:17:22)

投稿欄がABO FAN氏によるあまりにも大量の投稿で埋め尽くされていて、他の方の意見を参照するのが困難な状態になっているのですが、
ABO FAN氏の投稿と、それ以外の方の投稿を分けて掲載するということはできないのでしょうか? (投稿者:匿名希望,投稿日時:2019/01/16 17:19:59)

ご投稿ありがとうございます。
ABOFAN氏のコメントについてですが、この血液型ページのコメントは現状移動する予定はありません。他の閲覧者の方には読みにくくなってしまいたいへん申し訳ないのですが。
「科学コミュニケーションの失敗例」としてとらえていただければと思います。
ただ、現在試験運用中のGijika.comにおいて、この評定サイトの全コメントログを掲載する予定でございます(今よりは読みやすい形になります)。Gijika.comの本格公開は2月下旬を予定しておりますので、3月以降はそちらをご覧になっていただければと思います。
なお、ABOFAN氏のコメントについて、「マイナスイオン」「水素水」ページのものは、いわゆる「荒らし」としてすでに移動しております。

(回答日時:2019/02/04 20:19:13)

>またブログ末尾に「ひょっとして日本語版だけ?」とありますが、元記事の末尾に
>「英語記事 Gut bug enzyme turns blood into type-O」と出ている様に英語版は在ります。
>(投稿者:蚤取り,投稿日時:2019/01/08 21:02:51)
――ご指摘ありがとうございます。拙ブログの記事は訂正させていただきました。
ただ、
>私はABO FAN氏と直にやり合う積もりは在りません。
>観察記よろしく第三者的に何か書かせて貰う機会は今後も在るかも知れません。
>(投稿者:蚤取り,投稿日時:2018/09/19 20:53:16)
――とありますが、これは後者ということですか?
なお、
>BBCも血液型と性格の関連を取り上げた、と思わせたいのかも知れませんが
――少なくとも過去には取り上げています。参考までに、次は2012年11月5日付の記事です。
Japan and blood types: Does it determine personality?
https://www.bbc.com/news/magazine-20170787
>正統的な学術研究を行つもりがないのは(いろいろな意味で)残念です。
>(回答日時:2019/01/10 22:16:48)
――管理者さんが想定しているらしい“正統的な学術研究”ということなら、そうかもしれません。
たとえば、基礎的な統計学の知識を軽視するような輪読は、私は重要だとは思いません…。
>掲載が遅れましてすみません。
>(回答日時:2019/01/10 22:16:48)
――掲載ありがとうございます。年末年始の休みがあったので、遅れたとは思っていません。気にしないでください。
NATROMさんのように速攻で削除とは違いますので。
>NATROMさんとABOFANさんの件については、ABOFANさんからの情報だけでは判断できないため回答は差し控えさせていただきます。
>(回答日時:2019/01/10 22:13:35)
――以前の主張が科学的に間違っていることを指摘したら、速攻で発言を削除されました。
そういう“疑似科学批判”の論者もいるわけで、参考までに情報を提供させていただきました。
失礼しました。 (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2019/01/15 21:36:17)

(回答日時:2019/02/04 20:18:45)

ABOFAN氏のブログに面白いものを見つけました。
「血液型をO型に変換、腸内細菌の酵素で カナダ研究 - BBCニュース」
abofan.blog.so-net.ne.jp/2018-09-01

"性格も変わるかというと、それはどうでしょうか?
ABO血液型物質は(略)体中のほとんどに分布しています。
仮に赤血球の血液型が変わったとしても、脳や神経の血液型はそのままで変わらないのです。"

リンクを貼ってあるBBCの記事はこちらです。
「血液型をO型に変換、腸内細菌の酵素で カナダ研究」
www.bbc.com/japanese/45339140

"献血者から提供された血液を、安全な緊急輸血に必要となる、どの血液型にも対応できるタイプに変える確実な方法が発見された。
 (略)
腸内細菌の酵素は、A型の赤血球の表面にはあるがO型にはないマーカーを除去する。
 (略)
O型の患者はO型の赤血球輸血しか受けられない一方で、O型の血液はABO型のどれにでも適合する。"

要は採血の後に、酵素の働きでO型に変える事で輸血の相手を広げる、という話です。A型の人に酵素を注射でもして、体を巡る血液をそのままO型に変える、という訳では在りません。
元記事に「性格」など一言も無く、あくまで「輸血」の融通性の話です。
しかしブログは「性格」の事しか書いて無く、「輸血」に全く触れていません。
「献血者から提供された血液」で始まる記事の内容を全く読み取れない様です。さすがの読怪力ですね。
或いは、BBCも血液型と性格の関連を取り上げた、と思わせたいのかも知れませんが嘘による情報宣伝です。

またブログ末尾に「ひょっとして日本語版だけ?」とありますが、元記事の末尾に
「英語記事 Gut bug enzyme turns blood into type-O」と出ている様に英語版は在ります。日付けを見れば2018年8月21日付の英語版が元、日本語版は同月29日付の翻訳版と判ります。どうやら数字が苦手で2桁の大小も判らない様です。それとも英語版があると知った上で「無さそうだ」と騙せると思ったのでしょうか。

元記事を見れば一発で、ばれるのに。己がブログを見に来る者はリンク先へ飛んだりしない、何故なら血液型「如き」に興味など無いだろう、とでも思っているのでしょうか。だとしたら一体、何の為に永年の千万言を費やして来たのやら。いづれにせよABOFAN氏の言い分など当てに成らない、という事ですね。 (投稿者:蚤取り,投稿日時:2019/01/08 21:02:51)

蚤取りさん
>だとしたら一体、何の為に永年の千万言を費やして来たのやら。
ABOFANさんの活動歴は相当長いですよね。ライフワークとされているのは別によいのですが、氏に正統的な学術研究を行つもりがないのは(いろいろな意味で)残念です。 (回答日時:2019/01/10 22:16:48)

すみません、直前の投稿で半角の「>」が文字化けしたようなので、大変お手数ですが差し替えをお願いします。
なお、内容に「血液型と病気」を追加しました。

連投失礼します。
以前に、管理者さんから「陰謀論」の話題があったと思うのですが、まさにぴったりあてはまるケース(NATROMさん)があったので、少々長いのですが、拙ブログから抜粋しておきます。
特に注目すべきは、昔からNATROMさんは「血液型と病気」の関連性は否定的だったのですが、現在では彼の主張と反対に、関連性は多くの研究で実証されていることです(このサイトにもあります)。しかし、この点について、なぜか彼は現在まで全く「ノーコメント」です。
よろしければ管理者さんから感想をいただければありがたいです。 https://abofan.blog.so-net.ne.jp/2018-12-06
#もっとも、ここ何回かのように“ノーコメント”かもしれませんが…。
では、よいお年を。
―◇――◇――◇―
新装版の『「ニセ医学」に騙されないために』が発売になりました。
出版おめでとうございます。
著者のNATROMさんのブログに、自らのメッセージがあります。[http://natrom.hatenablog.com/archive/2018/11/29]
#著者の名取宏さんは、NATROMさんのことです。
ただ、この本の「はじめに」の中に、ちょっと気になる文章を発見しました。
「ニセ医学」とは、医学のふりをしているが医学的な根拠のない、インチキ医学のことである。大雑把にくくれば、ニセ医学はニセ科学に含まれる。ニセ科学とは、科学のような見かけをしているが、科学的な根拠のないものだ。たとえば、血液型と性格には強い関係があるという『血液型性格診断』(以下略)
確か、10年ほど前のNATROMさんは、「血液型と性格には強い関係はない」ではなく、単に関係がない(認められない)と言っていたはずです。また、統計的に有意な差はないとも言っていたはずなので、コメント欄で質問してみました。
○[私の]コメント(その1)2018.12.2付
貴サイトには「血液型と性格の関連の肯定論者の提示する論理や証拠には問題がある」[http://natrom.sakura.ne.jp/Blood.html]とありますが、以下の点については前著にも何の記述もないようです。現在では、次の2つの主張は撤回されたということでよろしいのでしょうか?
1. 現在、ABO式血液型を用いた相関解析は、胃腸管に関するいくつかの形質との間に弱い相関関係が認められること以外は、信頼に値するとは考えられていません。(Risch, 2000)[http://natrom.sakura.ne.jp/Blood.html]
→永田宏氏の「血液型で分かる なりやすい病気・なりにくい病気」(ブルーバックス 2013年)などにより否定された…膵臓がん O型に比べB型は1.72倍のリスク、エコノミー症候群(肺塞栓症) O型に比べ非O型は1.86倍のリスク、脳梗塞 B型、AB型はO型と比べて1.59倍のリスク etc.
2. 2003.5.16付けのメール
>「統計データがあればメカニズムは無視してもいい」と考えます。
> …私が問題にしているのは、メカニズムの不在ではなく、統計データが不十分であることです。
→武藤・長島氏らの科研費成果報告書により否定された…【概要の抜粋】血液型と性格に関する解析では、過去の研究結果を拡張することができたとともに、21世紀以降のデータでは、安定して血液型ごとに性格の自己申告について有意な差が出ることが判明した[教員養成課程における科学リテラシー構築に向けた疑似科学の実証的批判的研究(2012年) https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-22650191/]
(中略)
○[私の]コメント(その3)2018.12.3付
遅ればせながら、新著の出版おめでとうございます。
念のため、[5年ほど前の2013年にNATROMさんのブログから]削除された内容を再掲しておきます。
----------
直前のエントリーには、
>2013-07-16 化学物質過敏症に関する私の発言について
>質問者に議論する能力が欠けており無視されて当然である(というかむしろ正常な議論の妨げになるために相手にしてはならない)ことが既に周知されているならば、質問を無視していても信用は落ちません。
とありますが、ひょっとして、これが私の質問に答えない理由なのでしょうか?
が、名指しではないのでなんとも判断できませんし、抽象的な基準では意味不明です。
念のため、もう一度NATROMさんが未回答の私の質問を書いておきます。
-----
2003.5.16付のNATROMさんからのメールですが、
>「統計データがあればメカニズムは無視してもいい」と考えます。
>…私が問題にしているのは、メカニズムの不在ではなく、統計データが不十分であることです。
代表例ですが、
A. 自分の性格の評価に血液型ステレオタイプが与える影響 工藤 恵理子(東京女子大学 2009)
 全体として、血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた
B. 血液型性格項目の自己認知に及ぼすTV番組視聴の影響 山岡 重行(聖徳大学人文学部 2006)
 高受容群では11項目で血液型の主効果が認められ、低受容群でも2項目で血液型の主効果が認められた。 
C. 潜在的な血液型ステレオタイプ信念と自己情報処理 久保田健市(名古屋市立大学 2007)
 特性語の種類の主効果(F(1,32)=9.80, p<.01)と特性語の種類×参加者の血液型の交互作用(F(3,32)=3.22,p<.05)が有意だった…定義づけ課題の結果についても,同様の2要因分散分析を行ったところ,特性語×参加者の血液型の交互作用が有意だった.
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2009-10-25
念のため、これらの論文の結論は、
A.「血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた」
B.「血液型の主効果が認められた」
C.「交互作用が有意だった」
は、要するに「統計的に有意な差があった」ということです。
ぜひ回答をお願いします。
ところが、なんとこれらのコメントは直後に削除されてしまいました!
○名取宏(なとろむ) (id:NATROM)
ABO FANさんは、このブログにおいての発言は禁止です。詳しくは[ http://natrom.hatenablog.com/entries/2013/09/07 ]のコメント欄を参照してください。一部引用いたします。
***********************
2013/09/08 12:15のコメントで行った警告にも関わらず、ABO FANさんはエントリーの主題との関連性に乏しいコメントを行いましたので、今後は「NATROMの日記」におけるコメントを一切禁止します。これまでは温情で「血液型のエントリー」でのコメントは許可していましたが、これからは「血液型のエントリー」でのコメントも禁止です。
私の主張が『「統計的に差がない」→「統計的に『大きな』差がない」(=小さな差があることは否定できない)に変わ』った、というのは事実ではありません。もし事実であると主張したいのであれば、ABO FANさんはここではなくご自分のブログで、具体的に根拠を挙げて論じてください。
「遺伝学からみた血液型性格判断 ( http://members.jcom.home.ne.jp/natrom/Blood.html )」では、当初から『私は「ABO血液型と性格には関連がない」と主張しているのではなく、「広く信じられている血液型性格診断が言うほど、ABO血液型と性格には強い関連があるという証拠はない」「血液型と性格の関連の肯定論者の提示する論理や証拠には問題がある」と主張していることに注意してください』と書いています。私に限らず、「関連の強さ」を念頭に置いた血液型性格診断に対する批判者は複数います。その上で血液型性格診断が批判されているのです。
ABO FANさんはすでに議論を行う能力を持っていないとみなされています。たとえば、「血液型性格判断問題についての確認(kikulog) http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1256972977 」を参照のこと。にも関わらず、「血液型のエントリー」でのコメントを私が許可していたのは、これまでの悪評を払しょくして議論が可能な相手であると見直されるチャンスがあっても良いだろうと考えてのことです。今後はご自分のブログで頑張ってください。
***********************
読めばわかるように、まっとうな回答にはなっていません。
#「ご飯論法」ですかね?
行間を読むと、「強い関係」は否定しているものの、「弱い関係」あることは積極的には否定していないとも思えます。
いずれにせよ、速攻で削除するほどのことでもないと思うんですが…。
さすがに、NATROMさんの支持者でさえそう思う人もいたようで、アーバン北村さんは「あと書き込み削除はやらない方がいいのでは^^;」とあります。 (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2018/12/29 11:23:37)

ABOFANさん
掲載が遅れましてすみません。なお、NATROMさんとABOFANさんの件については、ABOFANさんからの情報だけでは判断できないため回答は差し控えさせていただきます。 (回答日時:2019/01/10 22:13:35)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83

      ※投稿された記事やコメントは運用管理者が承認した後、掲載されます。