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血液型性格診断

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言説の一般的概念や通念の説明

語句説明

 血液型性格診断とは、一般的にABO式血液型として知られている分類法によって、社会生活におけるヒトの性格を特定できるといった言説である(他に「血液型性格判断」「血液型性格分類」などともされるがこれらのいずれも明確な定義が与えられてはいない)。つまり、「ABO式血液型」という要素“が”特定のヒトの「性格」に影響を与えている、としているものである。
 まず、ABO式血液型について簡単に説明する。ヒトの血液細胞の中で最も大量に存在するのは赤血球であり、この赤血球の細胞膜表面には個人がもっている遺伝子によって表現される血液型物質がある。1900年、オーストリアの研究者であるラントシュタイナー(K.Landsteiner)によってこれが研究され、彼は血液型を4種類(A型、B型、AB型、O型)に分類できることを発見した(1)(2)。
 以上が現在一般認知されているABO式血液型の基本原理である。ちなみに、A、B、Oとは遺伝子を意味しており、メンデルの遺伝法則にしたがって個人を標識する抗原である。そのため、AAまたはAOの組合せでA型に、BBまたはBOの組合せでB型に、OOの組合せでO型に、ABの組合せでAB型になる。
 血液型性格診断は、上述の血液型の4区分から特定のヒトの性格や相性を説明でき、それを日常生活においても活用できるといったものが一般的によく知られているものであり、本項目においても基本的にはそういった一般通念を踏襲したものを“評定の対象”とする(3)(4)(5)。
 加えて、本言説の議論にてしばしば見受けられるアンケート調査などの統計的調査における本言説の有効性、血液型と疾患との関連性、今後の研究可能性においても言及しながら評定を進める。
 血液型性格診断言説においては諸説入り乱れているのが実態だが、能見氏の「血液型人間学」など(3)(4)と、医学・疫学・遺伝的観点からの「血液型」と「ヒト」との成果は明確に区別しながら記述する。

効果の作用機序を説明する理論の観点

理論の論理性 (低)

 そもそも、血液型性格診断における「性格」が何を意味しているのかが不明であることが最大の問題点といえる。「性格」とされるものの定義が不明瞭であり、たとえば“誰の”“どのような状況における”“どういう対応をすることから”“こういう「性格」であると定める”という一般化はなされておらず、どうとでも上手く解釈できる曖昧なもの全般を「性格」と表している(5)。これでは理論を一般化できず、科学性の評定としては致命的である。
 また、ABO式血液型については本項冒頭にて記述したが、果たしてこの区分が如何に人間の性格として反映されているのか、という理論への疑問に対する合理的な説明は今のところないという指摘もできる。たとえば、心理学的知見からたびたび指摘されている「バーナム効果」や「自己成就」については、肯定派において十分な議論がされていない、あるいはそれらの概念の誤用による反論が見受けられ、理論面において充実した議論は行われていないことが推察できる(6)(7)(8)。
 さらに、血液型性格診断の理論においては、その内部においてすら矛盾が見られ、科学性を評価できる理論体系をなしていないことすら指摘できる。たとえば、過度な血液型性格診断信奉者においては「血液型十戒」なるものを理論的な標ぼうとしている(5)のだが、そこでは、「8. 血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である。」としつつ、その2においては「2. 血液型は気質の素材。従って性格はいかようにも料理出来ることを知ろう。」や「9. 血液型は心の科学。性格や未来を占うものではないと知ろう。」などといった内部においても論理性の乏しい説明が多々見受けられる。このように、科学性とはおよそかけ離れた理論を選択していることが言説全般的に見受けられる。
 血液型と疾患や体質にまで話を広げても、今のところ論理性を高く評価できる要素はない。特定の疾患に対する罹患率の違いや耐性についての研究なども、因子の解明や理論構築まではなされていないのが実情だ(9)(10)。
 ABO式血液型で性格診断を行うということは、ヒトを4つの分類に細かく類型化する(できる)ということなのだが、それに対する合理的な説明を見出すことができないのが現状である(そういう意味では、血液型と疾患の研究においては一定の評価を下すことはできる)。

理論の体系性 (中)

 ABO式血液型が既存の学術体系から逸脱した理論であるとは断定できない。人間の体内には大量の赤血球が存在し、その赤血球それぞれにA、B、AB、Oの各型に特有の糖鎖が付いている(ここでの糖鎖とはN-アセチルガラクトサミン、d-ガラクトース、アセチルグルコサミン、フコースによる分子構造を表す)。この点に関するかぎり、生化学的には血液型でそれぞれ全く違った機能をもつとも主張できる。
 しかし、それを正当化するのなら、血液型以外にも分類する要素は数多くありそうだ。仮に血液型のみに注目しても、Rh式やli式、MN式などの識別法もあり、げんに臓器移植などの場合にはこれら多くの要素を考慮する(11)(12)。こう考えると、ABO式のみによって性格にまで言及する理論は、他の知見との整合性が低いと思われる。
 さらに、ヒトの性格について、ABO式血液型を主軸として説明する、という理論選択に合理性を見出すことも難しい。ヒトの「性格」については今も多くの議論があり、「性格」とはどういう要素から構成されているのか、といった問いを考える場合、いわゆる複雑系であることや、進化心理学などでよく知られる「心のモジュール性」(13)(14)という概念として考える方が“ABO式血液型”を持ち出すよりも遥かに整合性が高い。 たとえ、ABO式血液型が「性格」における一要素であったとしても、わざわざ血液型性格診断を「性格」における主理論として採用する必然性はなく、このような言説に依存しなければならない積極的な理由を見出すことはできない。
 ただし、ABO式血液型と進化生物学との相関性や特定疾患への罹患率といった研究が近年報告されていることは注目すべきことだろう(9)(10)。たとえば、A型の遺伝子は免疫機能が低くなる遺伝子と共起する確率が高いので、抗原をなるべくしりぞけようと神経質な性格が共進化したという理論は、進化論、あるいは生物学などと整合的である(10)。その点を考慮したうえで体系性は中程度と評価する。

理論の普遍性 (低)

 特に能見氏を源流とする「血液型人間学(≒血液型性格診断)」においては、それが“誰にでも普遍的に適応可能だ”としているが、言説の実態がつかめない。全般として、“何となく○○型はこんな感じ”という大雑把な情報しか提供されておらず(3)(4)(5)、普遍性を推し量ることはできない。思い込みや社会通念が先行しており、理論的な実像がつかめないのである。これでは普遍性を評定する以前の問題だろう。

実証的効果を示すデータの観点

データの再現性 (低)

 能見正比古氏の著書(研究論文ではない)や「ABOの会」にて、血液型性格診断に関する肯定的な主張がこれまでに何度も発表されている。しかし、データの再現性という観点において、高評価を与えられる水準に達しているとはいえない。
 たとえば、血液型性格診断の源流の一つである能見氏は、自著へのアンケート調査(数万人規模、としているもの)にて再現性を保証できるとしているが、そもそもそのようなアンケートを“能見氏”に送る“対象”がサンプルとして偏っている(平たく言えば、能見氏の信奉者である)というバイアスを排除するような厳密性のあるものではない(3)(4)。血液型性格診断の関連団体である「ABOの会」の主張においても、一万人規模のアンケート調査で統計的有意差が出たとの報告もあるが、前述したような「バーナム効果」「予言の自己成就」「確証バイアス」「F・B・I効果(フリーサイズ・ラベリング・インプリティング効果)」といった、心理学で広く知られた効果が排除された実験デザインがとられていない。
 一方、血液型性格診断に否定的な研究データは数多く積み重ねられており(能見氏の著書においても統計的に有意な差がなかったデータもある(3))、肯定的なデータよりも信頼がおける(15)(16)(17)(18)(19)(20)。
 ただし、血液型と疾患といったことにまで言説の対象範囲を広げると、2009年にアメリカ国立がん研究所が膵臓がんの危険因子と血液型の相関性についての研究報告をしていたり(21)、2000年に科学誌「ネイチャー」にてO型と非O型の胃がんに対する見解が述べられていたり(9)と、再現性において評価できる研究も存在する。まだまだデータ不足という面もあり、一概に評価できるものではないが今後の研究可能性としては期待の持てるものだろう。
 しかし、これらの研究は能見氏等の血液型性格診断を補強するものとは言えず、医学・生理学などにおける研究成果とするのが一般的だ。
 したがって、「血液型性格診断」の再現性は低評価とするが、これは前述の「血液型」の医学的な側面のデータを否定するものではない。

データの客観性 (低)

 肯定派の提示する研究報告においては、信奉者による主観的な感想、統計調査における標本抽出の偏り、研究対象の未特定化、「自分はA型だから神経質だ」という性格の自己成就などの可能性が指摘できる(3)(4)(16)(18)(20)。したがって、血液型性格診断の中心的言説であるABO式血液型“が”「性格」やその傾向性に影響を与えている、としていてもその客観性は低い。
 また、医学・生理学的知見からも言説全体に対して同様の指摘ができる。例をあげると、近年、疫学的にピロリ菌(慢性胃炎など胃疾患の危険因子)保菌者にA型が多いことが指摘されている。血液型性格診断によるとA型の典型的な特性は「神経質」だということが主張されており、その根拠として胃痛の多さなどがデータとして挙げられている(9)(10)。しかし、血液型性格診断で言われているようにA型の人が「神経質」である“がゆえに”胃痛になりやすいのか、それともA型にはピロリ菌保菌者が多くそれによって胃痛が引き起こされるため“結果的”に「神経質」な人が多いように見えるだけなのか、といったことを客観的に区別できるような研究手法は採られていない(前者であれば「血液型性格診断」の成果といえるが、後者ならば改めて議論が必要である)。
 現在の心理学分野と、医学・生理学分野は個々に独立しており、「血液型」と「性格」を連携させた研究方法はまだ未熟ではある。ただし、今後の研究次第(たとえば遺伝学的な)では血液型とヒトの性格との関連性について客観的なデータが示される可能性もなくはないことは追記しておく。

データと理論の双方からの観点

データ収集の理論的妥当性 (低)

 血液型性格診断において、肯定的なデータが妥当に収集されているとは言えない。繰り返しになるが、心理学でよく知られている「自己成就」や「バーナム効果」などの要因を排除した形の実験デザインが採られておらず、このような指摘に対して“反論”できる体制が整っていない。

理論によるデータ予測性 (中)

 現在、能見氏を原点とする「血液型性格診断」が科学的手順を踏まえて研究されているとはいえず、予測性は低い。今一般認知されている血液型性格診断はほとんど文化として根付いてしまっており、もはや科学性を論じるに値しない言説と化している。
 一方、血液型と疾患については医学・疫学的観点から比較的研究が進められており、成果といえるものも出ている。たとえばコホート実験などの医学疫学において信頼できる研究方法から、血液型による膵臓がんリスクの違いといった発表(9)もされており、この点では予測性は高いと評価できる。さらに、進化生物学的観点から血液型とマラリアやコレラとの関連性(10)も若干ではあるが報告されている。
 予測性は中程度と評価するが、これは医学・疫学・遺伝的な成果を高く評価したためであり、このような分野の評価に重点を置いたものである。

社会的観点

社会での公共性 (低)

 日本において血液型性格診断が一般認知され始めたのは、1970年に出版された能見正比古氏による「血液型でわかる相性」からである(4)。これ以前にも1927年に「血液型と気質の研究」と題する研究論文が古川竹二氏(女子高等師範学校教授)によって発表されていたが(6)、継続的な研究が始まったのは前述の能見氏による著書が初めてであり、現在では氏が設立した「ABOの会」という団体が血液型性格診断について肯定的な主張を繰り返している(現在では「ABOセンター」が実質的にその意味を引き継いでいる(5))。
 しかし、利害関係のない公共性の高い研究においては、血液型性格診断はたびたび否定されており、肯定派において同様の水準に達している研究報告は現在のところない。したがって、社会での公共性は低評価とする。

議論の歴史性 (低)

 上述したように、現在の血液型性格診断の社会における広まりは、能見正比古氏の著書にみることができる。それを発端として1970年代から血液型性格診断の科学性の議論もさかんに行われてきた。たとえば心理学分野は血液型性格診断に強く反発しており、否定的な研究発表も多くある(「日本パーソナリティ心理学会」においてはホームページ上にて、血液型性格診断に対して懐疑的な意見文を掲載している(22))。
 一方で、血液型性格診断を積極的に肯定する立場(科学的なものだとして)の多くは能見氏の言説に依存している様子が見受けられ、また、そういった科学性を謳う言説において、“主張の責任を請け負っていない”ことが問題点として挙げられる。たとえば「A型の人は神経質だ」といった主張に対して、「A型なのに神経質でない」という事例(データ)が得られたときにも「100%正確に診断できるわけではない」や、他の全く指標の異なったデータを持ち出して「このデータを担保にできる」などである(現に、肯定派においてはこれが横行している)。このように反証データを得ても、そうしたものに対して無反省であり、科学性が議論できる構造とはいえない。
 以上より、議論の歴史性は低いと評価する。

社会への応用性 (低)

 血液型性格診断が社会において有効的に活用されているとはいえない。そもそも、血液型による性格の傾向性を重視しているのは日本人がほとんどであり、世界的にみると血液型性格診断という概念すら一般的ではない。にもかかわらず日本社会では、ブラッドタイプハラスメントといったものを始めとして人々に対する差別や偏見を助長させる要因の一つとなってしまっているのが実態である(6)(23)。
 また、血液型性格診断はヒトの性格を4種類の血液型の中から“当てる”という占いのような娯楽だと受け取ることもでき、そこに科学性を乗せてしまうと人が感じる快不快の度合いも大きくなってしまうだろう。結果として、人間関係を円滑に進めるうえでの弊害ともなりかねない。
 ただし、これは一概に血液型性格診断のみの功罪とはいえない。たとえば、仏滅に結婚式を挙げる人はまずおらず、一般的に友引に葬式は行わない。このように大衆心理は科学とは無縁に働いており、血液型性格診断が控えめな誤信として機能している分には、科学がそれを排斥する必要まではないだろう。
 しかし、血液型性格診断においては企業の採用といった、人生の大きな岐路でも使用されており、とても控えめという表現で収まっているものではない。このような実情を考慮すると、あえて社会への応用性は低いと評価すべきだろう。

総評

疑似科学

 現在一般認知されている「血液型性格診断」は疑似科学だと位置づけられ、そこで語られているものに科学的根拠は全くないといってよい。たびたび指摘したが、血液型性格診断の最大の問題点は、能見正比古氏の著書「血液型でわかる相性」「血液型人間学」などが流行りすぎてしまったことだろう。能見氏の言説の流行が多くの過激な信奉者を生みだしてしまい、それに対抗する形で主に心理学界からの強い反発が繰り返し行われてきた。このような構図から、心理学界の過剰ともいえる「血液型」嫌いという問題も発生してしまい、健全な議論ができる土壌がない、あるいは良心的な研究者の芽をも摘んでしまっているということは考慮に値する(24)。
 そうした中で、医学・疫学・遺伝的観点や進化生物学的視点からは角度の異なる考察をすることもできる。
 医学領域としての血液型とヒトの研究は1950年代~1970年代初頭までは比較的行われており、多くの疾患と血液型との関連性について様々な議論が繰り返されてきた。そんな折、先の能見氏による著書が爆発的にヒットし、しかもそれを科学だとして主張し一般大衆の誤解を招いた。このような経緯は前述の通りであり、それが多くの研究者を血液型の研究から離れさせてしまい、血液型性格診断を疑似科学の象徴として扱う風潮に、医学界においても繋がった。現在では、血液型について言及できるのは輸血と臓器移植の際のみであり、血液型の話題さえ嫌う医師もいるという状況でさえある(10)。
 しかし、「血液型」と「疾患」、「血液型」と「進化」、「血液型」と「遺伝」といったことについて研究されたものの中には信頼のおけるものも多くあり、今後の研究可能性が幅広いことは肯定材料だろう。さらに、特定疾患へのリスクの違いや、免疫機構の違いなど、遺伝的な説明によって応用性の高いものにもなりうる。
 ヒトの「性格」という言説における明らかな論理的飛躍には注意する必要があるが、少なくとも血液型と人間機能の関連を研究する価値や意味は、心理学から指摘されているほど順位の低いものではないだろう。今後の研究次第では、たとえば血液型と疾患といったアプローチからヒトの気質にまで科学的合理性を保った言及がなされたとしても、それほど不自然ではないだろう。
 ただし、繰り返しになるが、現在広く一般認知されている「血液型性格診断」における科学的根拠は乏しく、疑似科学であると評価する。

参考文献:

(1)『よくわかる 最新血液型の基本としくみ』 松尾友香
(2)『絵でわかる血液のはたらき』 八幡義人
(3)『血液型人間学』 能見正比古
(4)『血液型でわかる相性』 能見正比古
(5)http://www.human-abo.org/#!aboutus/cktc 一般社団法人 ヒューマンサイエンスABOセンター
(6)『なぜ疑似科学を信じるのか』 菊池聡 化学同人
(7)季刊『理科の探求』左巻健男 2015春号 特集 ニセ科学を斬る!リターンズ p50-109(p56-61)
(8)『心理テストはウソでした』 村上宣寛
(9)『血液型で分かる なりやすい病気なりにくい病気』 永田宏
(10)『血液型の科学』 藤田鉱一郎
(11)http://www.jrc.or.jp/donation/first/knowledge/ 日本赤十字社 血液の基礎知識
(12)https://hospital.city.sendai.jp/department/mame05.html 仙台市立病院 診療科のご案内 「第5回 血液型のはなし-ABO式血液型-」
(13)http://plato.stanford.edu/entries/modularity-mind/ Stanford Encyclopedia of Philosophy 「Modularity of Mind」
(14)『だまされ上手が生き残る 入門!進化心理学』 石川幹人  光文社
(15)「血液型と性格の無関連性」縄田健悟(2014)
(16)「血液型性格判断はなぜすたれないのか」 山下玲子 武蔵大学 社会学部
(17)血液型性格判断の差別性と虚妄性(自主企画(2)) 山岡重行 大村政男 浮谷秀一
(18)「Blood-typical personality stereotypes and self-fulfilling prophecy」Sakamoto, A., Yamazaki, K.(2004)
(19)「血液型による性格の相違に関する統計的検討」松井 豊(1991)
(20)Blood-typical Personality Stereotypes and Self-fulfilling ProphecyAkira SAKAMOTO Kenji YAMAZAKI 2002
(21)http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19648918 Genome-wide association study identifies variants in the ABO locus associated with susceptibility to pancreatic cancer.
(22)日本パーソナリティ心理学会血液型性格診断に関する意見文 公益社団法人 日本心理学会
(23)テレビ番組が増幅させる血液型差別 山岡重行
(24)『よい教育とは何か』 西条剛央 京極真 池田清彦

・(ダメな大人にならないための心理学 山岡重行)『書評』野崎瑞樹
・『機関誌「心理学ワールド」52号 2011年1月号 特集/偏見とステレオタイプの心理学』
・『血液型の迷路』 大西赤人
・『性格を科学する心理学のはなし』 小塩真司
・「血液型性格判断の妥当性の検討(2)」 白佐俊憲
・『科学技術をよく考える -クリティカルシンキング練習帳』 伊勢田哲治 戸田山和久  調麻佐志  村上祐子 名古屋大学出版会
・『新編 血液型と性格』 大村政男 福村出版

情報提供、コメント、質問を歓迎します。

(最終更新日時2015年8月17日)

投稿

投稿&回答

お忙しいところ、投稿の掲載をありがとうございました。
ところで、この続きは「Gijika.com」のどの会議室に投稿すればよいのでしょうか?
「自己啓発の部屋」でしょうか? (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2019/05/11 09:21:14)

ABOFANさん
そうです。
自己啓発の部屋でお願いします。要請があり、必要と考えられれば新しいスレッドも用意します。 (回答日時:2019/05/16 09:26:21)

いつも興味深く拝見させていただいております。

さて、理論の体系性の中に、こんな一節があります。

”たとえば、A型の遺伝子は免疫機能が低くなる遺伝子と共起する確率が高いので、抗原をなるべくしりぞけようと神経質な性格が共進化したという理論は、進化論、あるいは生物学などと整合的である”

竹内久美子さんの著作にもこのような説が取り上げられていますが、この説明がどうも釈然としません。
そもそも血液型・遺伝・免疫・抗原・感染といった概念は進化の歴史を考えるとごく最近わかったことにすぎません。
そのような概念がなかった時期に、どうやって人は「自分はA型で免疫機能が低いから、抗原を退けよう」と考えたのでしょうか。自分がA型で免疫機能が低いということを知らないと、抗原を避けようという行動は取れないと思うのですが。 (投稿者:ヒロシ,投稿日時:2019/03/15 16:19:16)

ご投稿ありがとうございます。
ご指摘ですが、進化において、ヒトが「認識している」ことは関係ないのではないでしょうか。この問題の場合、認識次元での「人間の性格」と、生物学的な「血液」を同列に扱っているためややこしいですが。実証されているわけではないため、あくまで仮説ということでご理解いただければと思います。
なお、この度は掲載が遅れてしまいまことに申し訳ありませんでした。
以後コメントがある場合は本研究における新規サイト「Gijika.com」の掲示板内にてお願いいたします。
https://gijika.com
(回答日時:2019/05/16 09:26:54)

ABOFANさん : 2019/01/15 (02/04 掲載) へ

ブログの訂正を確認いたしました。世の中の御役に立てたなら何よりで御座います。次に、

「私はABO FAN氏と直にやり合う積もりは在りません。」
「観察記よろしく第三者的に何か書かせて貰う機会は今後も在るかも知れません。」
この2つを並べて「後者」とありますが、前者も後者もありません。
ここにABOFAN氏の事で何か書いたとしても観察記よろしき第三者的な言及なので、ここで彼と直に遣り合う為の導入の意図は無い、という意味です。2つの文は一体であり、省かれた部分も含め組み合わさって文脈を成しています。これ位も読み取れないなら他人と上手く行かないのも道理。
要は、ここで貴方の長広舌など欲しくも無い、という事です。この場の恐らく「総意」でしょう。

BBCの2012年11月5日の記事の機械訳を読みました。あくまでエヴァンス氏による東京発「日本の俗習」紹介ですね。前年7月の松本 復興相(当時)の「B型だから短絡的」との弁解が外国で奇異に映ったので背景の描写が望まれたのでしょう。欄外右に彼の姿が出ますね。貴方も当時ブログで紹介されてますが、英語版のみでしょうか。ならば日本で読んだ人も少ないし、何せ6年も前の事ゆえ既に忘れられている、としたものでは。折角なので示しておきます。
「11/5 BBCで血液型が紹介されています」
abofan.blog.so-net.ne.jp/2012-11-05
「11/5 BBCで血液型が紹介されています(続)」
abofan.blog.so-net.ne.jp/2012-11-09
記事と放送で論調の差を感じた、との「自己申告」ですが、英語の論文を書けなくても放送は理解できるのですか。記事は残れど放送が流れて消えてしまうと比較できない。断定は、しませんが偽ろうと思えば出来る。「徳」を疑われていると、こういう時に「不利」ですね。

対して貴ブログの2018年9月1日の表題は
「血液型をO型に変換、腸内細菌の酵素で カナダ研究 - BBCニュース」
であり、元記事の主題の「輸血」に付いて全く触れず、己が趣味たる「性格」の事しか書かなかった。故にカナダでも血液型と性格の関連が研究されているのかな、と思い込ませる余地が生まれます。勿論、元記事を読めば性格など出て来ず輸血の話だと判る。しかし貴方からして末尾の英語版リンクを気付かない?程だから、貴ブログ読者の多くはリンクを辿ったりせず、「カナダやBBCの地元の英国でも血液型と性格の関連に関心が」と糠喜ぶ恐れがあります。
なぜ「輸血を扱ったBBC記事の紹介」に値しない、明後日を向いたブロク記事と成ってしまったのか。2012年当時は2度も取り上げ長く書いたのに、今回は妙に短かった。なぜ輸血の新技術に一言も触れないのか。得てして「何を語ったか」よりも「何を語らなかったか」こそが「意図」を教えてくれます。からくりを解き明かし貴方の手口を知って貰うのも、言わば社会貢献でしょう。

相手にしない、と書いて間が無いのに今回、構ってしまいましたが、貴方の他所での活動を論じたからには貴方が物を申したく成るのも無理もない。それを受けて、ABOFAN氏にも一通りの説明は行う、という姿勢を皆さんに向けて示す為です。貴方が「納得」なさるか、など全く期待しておりません。何しろ貴方の独解力には定評があるので。
ついでに文字化けについて。私の場合、半角の「"」はメールの投稿受付と掲載連絡では「"」に化けています。しかしブラウザの表示では化けていません。投稿確認画面で化けて無いならメールで化けていても問題ないのでは。只でさえ文字量と投稿頻度が多過ぎて嫌われているのに輪を掛けている。かくの如く「気が利かない」即ち人の心を読めない者による「性格談義」なんて誰も信じません。
最後に。独りで寂しいなら「金澤正由樹」氏にでも構って貰えば良いでしょう。貴方と話が合いそうです。 (投稿者:蚤取り,投稿日時:2019/02/19 19:44:42)

この度は掲載が遅れてしまいまことに申し訳ありませんでした。
以後コメントがある場合は本研究における新規サイト「Gijika.com」の掲示板内にてお願いいたします。
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(回答日時:2019/05/09 09:31:33)

巷でいわれている血液型占いの類には懐疑的ですが、血液型によって「性格」や「行動」に差がでることもあるのでは?とおもっています。

たとえば、血液型遺伝子と連鎖不平衡の状態にある領域に、「性格」や「行動」に関与する遺伝子が存在してその遺伝子に多型があれば、おのずと血液型によって「性格」や「行動」に差がでることでしょう。

「理論の体系性」で記述されている
"A型の遺伝子は免疫機能が低くなる遺伝子と共起する確率が高いので、抗原をなるべくしりぞけようと神経質な性格が共進化した"
という仮説はおもしろいですね。疾患とのからみでいえば、東大医科研の研究でO型は十二指腸潰瘍になりやすいことがわかっていますが(Nature Genetics 10.1038/ng.1109)、くよくよしてたら潰瘍が発症しやすい、あるいは、悪化しやすいから、O型は大雑把だったりおおらかっだたりするのかもしれませんね。

(投稿者:BJ,投稿日時:2019/02/12 08:45:04)

ご投稿ありがとうございます。
同感ですね。疾患との関連性はあると思います。
なお、この度は掲載が遅れてしまいまことに申し訳ありませんでした。
以後のコメントは本研究における新規サイト「Gijika.com」の掲示板内にてお願いいたします。
https://gijika.com

(回答日時:2019/05/09 09:28:33)

参考までに、多くの高校・大学生が抱く心理学のイメージとしては、「非科学的」「文系的」「親近感」が主であり、そして統計が不得意な人が入学してくる、という調査結果が多く見られます。
これは、前回の私の投稿(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2019/02/04 21:36:35)の内容と見事に符合します。おそらく、偶然の一致ではないでしょう…。
ちなみに、大多数の心理学科では、入試科目に数学は必須ではないようです。
≪引用開始≫
ーー率直に申し上げて「科学コミュニケーションの失敗例」ではないことは、管理者さんもおわかりかと思います。
単純に、大学教養レベル(下手をすると高校レベル)の統計学を理解していない発言者が多いのではないのでしょうか?
コミュニケーションが成り立つためには、当然のことですが、双方の共通理解が必須です。
しかし、私が統計の話をしても、多くの人が大学教養レベル(下手をすると高校レベル)の統計学を理解していないらしく、ほとんど会話が成り立ちません。
そうだとするなら、コミュニケーション以前の段階ではないのでしょうか?
≪引用終了≫
次は、代表的な調査結果です。
●心理学のイメージとして、「非科学的」「文系的」「親近感」因子が抽出された。
時田みどり 金野達也 野村健太 奈良雅之 保健医療学部・看護学部1年生における心理学リテラシーの特性 目白大学健康科学研究 第11号 2018年 https://mejiro.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=1273&item_no=1&page_id=13&block_id=21
・「心理学のイメージ」については、「非科学性」「文系的」「親近感」の3つの要素が抽出され、多くの学生が、占いや血液型判断と心理学を隣接したものであると考えていることが示唆された。
・同時に、「文系的」であるいう因子が抽出されていることから、多くの先行研究で示されている傾向と同様に12)16)17)18)、心理学の実像に反して、「科学としての心理学」という観点が欠如していることが示された。
・また、「Q5 理系的な要素が強い」で、顕著に低い得点が示された。これは、日本では、一般的に心理学科が文系科目として扱われており、高等学校の進路指導時に文系進学者が志望することから推察されよう。
●心理学のイメージに関しては、「地道で理系的で難しそうなイメージ」がある一方で、「明るくて楽しい」、「脳研究や夢、占いとのかかわりがある」というイメージがあることがわかった。また、学年があがるにつれ、「理系的で難しそうなイメージ」が高くなることがわかった。
岩 智史・大橋 恵・皆川 順 心理学に対するイメージ(1)―心理専攻学部生と非心理専攻学部生を対象とした横断的研究― 東京未来大学研究紀要 2012年 第5号 https://www.tokyomirai.ac.jp/info/research/bulletin/pdf/05/iwasaki.pdf
・学年があがるにつれ、「理系的で難しそうなイメージ」が高くなることがわかった。
・このことから、心理学が研究方法として、科学的なアプローチを行うイメージを持つ一方で、研究対象に対しては漠然としていることが考えられる。
・また、心理学に対して肯定的な印象を持っているが、このこと本学が心理学部であることから、調査対象学生がもともと心理学に興味、関心を持って入学していることが考えられる。
・また、「科学的理系的」因子の特典が、学年が上がるにつれ高くなるが、学年が上がるにつれて心理学の基礎科目から専門科目へ深化することと、統計学な実験法といった研究に関する科目履修が増えるためと考えられる。 (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2019/02/11 12:23:56)

ABOFANさん
コミュニケーションベースには限界があり、統計リテラシーや情報リテラシー、科学リテラシーの増進が課題であることについては同感です。
なお、この度は掲載が遅れてしまいまことに申し訳ありませんでした。
以後のコメントは本研究における新規サイト「Gijika.com」の掲示板内にてお願いいたします。
https://gijika.com
(回答日時:2019/05/09 09:27:46)

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